フラメンコファンと練習生を一挙にスペインへ! 音楽・踊り・歌の本格サイト〜友繁晶子がスペインから応援! |
フラメンコ・オーレ読者に向けての初仕事/過去ログ |
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2002/7/7発売。以下に内容見本として本の目次と、著者の前書き、後書き
をご参考までに公開します。 又、フラメンコ・オーレ出版事業部では初の出版を記念して、第二章で説明され ている36曲のフラメンコの曲を実際に聞けるようにスペインから著名なカンタオールを招へいしての勉強会と歌の夕べコンサートを近々催します。(2002年9月開催) このために本の巻末に会員権をもれなく加えました。会員は、これらの画期的なコンサートと勉強会の参加を優先的に認められます。こうして本で得た知識に、実際の歌を聴ける特典を加味しました。 又、初年度会費¥2000は出版の記念として無料にしました。(送料その他も全国一律無料*詳細は申し込みの注意事項をご参照ください) |
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はじめに..... |
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フラメンコを教え始めて、幾度と無く同じ質問に答えるうちに、自然とみんなの共通した疑問や質問が結晶のように記憶に残るようになってきた。
あいも変わらず練習生は同じ疑問に苦しみ、同じ悩みに煩悶するのだ。もしも、この悩みを速やかに取り除いてあげることができたらどんなに晴れ晴れとした気持ちになれるだろうか、というのが本書の世に出るきっかけとなった。 そしてまた、単なる資料の羅列でなく、そこに私の22年に及ぶスペイン・フラメンコ界での実際の経験と交流から得たかけがえのない知識なり、亡くなられた偉大なアーティストとの追憶を随所に散りばめる事ができたら、という思いがこの長い、果てしない作業を可能にしてくれた。 本書のまとめに当たって、過去10年間の主な疑問、質問に加えて、200人から新たなアンケートを取った。ここから共通した質問をより分けて、答えを準備した。 もっとも要望の多い、フラメンコの主なアーティストについては、過去の歴史に輝く45人を選んだ。この抜粋には悩んで、何ヶ月も書き直しをした事をお断りしておく。 フラメンコの曲の解説も、多くの要望が寄せられた。ここに詳細を記す。 ハレオの種類と掛け方、フラメンコのスペイン語用語は第三章に簡潔にまとめた。 本書に飽き足らず、更に詳しく知識を広めたい読者と練習生のために巻末に参考図書やCDなどの一覧を載せた。ただしこれらのほとんどは実際に筆者が見たり聴いた物に限定した。 フラメンコを始めて、次々と湧いて出て来る疑問に、落ち着かない気分になってしまっている人達に何がしかの安定と安心の一助となれたら、筆者の大いなる喜びである。 そしてまた、この本が一般の人の目に触れる機会があったなら、フラメンコという魅力ある扉を開くきっかけとなってくれる事を心から願っている。 |
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2002年 春 セビージャにて |
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友繁 晶子 |
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目次 |
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はじめに... 第一章 スペインの歴史とフラメンコの由来 第二章 フラメンコの主な曲とその解説ー36曲ー 第三章 フラメンコ史上に輝くアーティストー忘れ得ぬ45人ー 第四章 これだけは覚えよう!フラメンコ用語110語 第五章
フラメンコQ&A 100人の共通した悩みと疑問に答える
巻末付録 CD ビデオ、DVD 舞踊用品など。主な取り扱い店 後書き |
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あとがき |
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長い作業だったがやっと本文の校正に入っている。きっと製本された第1号を手にしたら感無量になるのではないかと想像している。 この本には未公開の貴重な写真が、ぎっしりと詰まっている。写真と絵などの収集と版権をめぐって実に2年の努力と忍耐が必要だった。それぞれの機関や個人のコレクションのご協力を得てここにこうして、他では見かけない写真がページに収まってくれているのは筆者には無上の喜びである。 マカローナ、パストーラ・パボンとレアリートのニ枚は、ガラス板に焼きつけてある物を研究所に回してこの本のために写真として起こした。偉大なグラン・アントニオの師だったレアリートの写真は、スペインのフラメンコ辞典にさえ載っていない古い貴重な資料だ。 多くの古い写真の数々は文化庁の特別なファイルから探していただいた。それでも手に入らない多くの写真はJuan Rondon Rodriguez氏("Recuerdos y confesiones de Rafael Pareja de Triana"著者)と有名な「スペイン語一年」の著者であり上智大学の教授並びにイエズス会士であられるEnrique R.Ayucar神父にいただいた写真を納める事が出来た。ニーニョ・リカルドの次女のConchirri Serrapi del Castilloと今は亡きDolores夫人にもお礼を申し上げたい。 表紙と各章を飾ってくれているのは、100年近くも昔の春祭りのポスターやプログラムだが、これ等がこのようにして私の本と読者のためにスペインの息吹と格調を添えてくれているのは一重にGuillermo Mateos de los Santos博士のご厚意による。 版権についての知識とアドバイスを下さったマドリーのSOCIEDAD DE LOS AUTORESとセビージャの著名な公証人JoaquinSerrano Valverde氏とその第一書記官にして筆者の長年の友、Jose Antonio Rodriguez Sierra 氏の多大なご厚意に深謝したい。 最後にこの本の完成のために助力を惜しまなかった親愛なるPedro Jimenezに感謝を捧げる。 |
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この本は現在、完売しております。 |