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ハレオのかけ方ー禁句について【質問】 「セビリア発信・つれづれ草」にあった
このHombre!ですが他にもGuapo!とかBonito!とか踊っているのは女性なのに男性形で呼びかけられてますよね〜 私の聞き違いかと思ってましたけど、これはどちらでもいいということですか?Mujer!とは言わないのかしら。。 【先生の返答】 >Guapo!とかBonito!とか踊っているのは女性なのに男性形で呼びかけ 聞き違いでないならバックアーティストの例えばギタリストの曲のアレンジなんかに言っているんじゃない? Que bonito!とか。女性が男性にこの手のハレオはしません。 恋人や奥さんのある人だと楽屋で吊るし上げられてしまいますよ。 男性にハレオしたい場合には Buen artista! またはその人の芸に直接関係する誉め言葉であって、その人自体には、ハンサムだのなんだのはしたないので言わない。本人よりも周りの人達に誤解されてしまう。とっても具合が悪いです。 ムヘール!は、表現としてよく言いますが、ハレオでは絶対に出て来ない。何てことだ!まさか!ちょっと待ってくれよ...などの困った状況で使う表現だからです。 日本人のクワドロでまずいものの最大は、声が腹式でない事です。 かん高い、黄色い声は、本当のその人の声ではないと思う。 知らないうちに、かわいく見られる努力をする余りにお電話のよそ行きの声風になってません? よくチェックして地声を探し当てないと。 腹式が出来ないとハレオも歌もダメです。みんな頑張ってね。 【生徒からのレス】 そうなんですかー!!驚き!! 女性は男性に容姿をどうのこうのいうハレオはかけないのですか。 (でも日本人って結構guapo!とか言ってますよね〜) どうしても言いたいときはbienとかoleとか(buen artistaは長くて上手いタイミングでは言えそうもない。。)言うしかないのですね。 女性が女性に言うときはguapaとかque eleganeteとか言っていいのですよね。。腹式呼吸でがんばります。 エルフラとかでもハレオって決まってさえいたらしてもいいのでしょうか?先生ののタブラオ時代、いかがでしたでしょうか? ハレオって本当のフラメンコでない人からかけられると邪魔なだけなのでしょうか。。 【先生の返答2】 guapo!なんてとんでもないですよ。本当に..... 女性には女性も男性も誉めますが、男同士で容姿についても言わないのです。ぜっっったいに。 何故か。それはホモセクシュアルだと思われるからです。 日本で平気でね、いや彼はハンサムだからとか、言いますが、こっちの男の人は慎重にそういう事は避けます。 ハレオが迷惑というよりパルマが迷惑です。みんなして外すし。 スペインだったら絶対にここで来るべきというハレオが、日本だとかからないので、とてもやりにくい事はありますね。 私は日本にいた頃、エルフラなんかでもじゃんじゃんハレオかけて、それを録音して帰り、ちゃんと正しいタイミングで言えたか勉強しました。何年も。 だからスペインに行く前にハレオの達人になってましたよ。 スペインでは、ハレオで雇われてレコード録音のお仕事も回ってきたもの。聞いた人は絶対にヒタ−ナだと信じて疑わなかったです。快挙でしょ?自慢してもいいかしらん?みんなが奮闘できるように。学習できない事って、ほんの少ししかないです。 空が飛べると信じている鳥は、どんなに力学的に不可能な筈でも飛んでしまうように。 【他の生徒からのレス】 男同士ではいわないということですが、スペインの舞台でカンタオールが、イスラエル・ガルバンに、guapoとハレオを掛けたのを覚えています。たしかにハンサムだなと思っていたものですから。 ハレオとして気をつけていたわけではないのですが。特異なケースだったのですね。 【先生の返答3】 >特異なケースだったのですね うーん、なんとも言えないです。その場にいないと。でもこの国はホモセクシャルの疑いをかけられるのを病的に嫌うので、男同士で絶対に容貌のよし悪しを口にしないです。 あの人って素敵よね?とうっかり言っただけで、僕はホモじゃないから意見が言えない、て必ず返答しますよ、少し傷ついた顔で。 だから日本の男性が何も知らずにいやー、ハンサムだねー、いい男だねー、を連発するとあわてて止めに入ります。そのくらいに厳格。guapo!なんてとんでもないですよ。本当に..... 【他の生徒からのレス2】 早速のお返事ありがとうございました。うれしいです。 そこまで敏感な国なのですか。つい、ワァ、ハンサム!と言ってしまいたくなる人が多いから気を付けないといけないですね。
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