●2004年01月31日(土)
およばれにも行けず...
今週は月曜日にせっかくエンリケ・モレンテの受賞に招かれていたのに行かれなかった。 前に住んでいた家に招待状が届く。 後に住み始めた人が、セビリア市から立派な郵便が来てますよ、とわざわざ知らせてくれるのに、取りにも行けない。 車でたった五分だ。 エンリケ・モレンテにパストーラ・パボン賞が贈られると言う式典だった。 当然感謝を込めて何か歌うに決まっている。 パーティもあるからいっぱいアーティストが招かれる。 先月は、マラガにホテル付きで招待されていたのにやっぱり行かれなかった。 カルメン・コルテスのイベントだった気がする。 その他、コンクールに生徒さんを出してくださいというのはスペイン中のオーガナイザーから毎年いっぱい届く。 クリスティーナ・へーレン財団(この人はアメリカ人ですよ)のとか、各市町村のものなど。 「生徒さん」はちっとも出ないから、先生が出てしまおうかと思うくらいだ。 スペインのコンクールは日本と違って旅費も出してくれる。 オフィシャル・カンタオールとギタリストがちゃんと用意されていて、行けばいいだけになっていたりするのも多い。 ただし優勝したかったらこれはダメだ。 コンクールというのはしっかり準備して行かないといけないので 自分のクルーを連れて行かないといけない。 実際にあった事だけれど、ギタリストからカンタオールまで全員、月給で契約してしまい、雇用関係を確固として結んで優勝した人もあるくらいだ。 もう一つ日本と違うのは、コンクールに年齢制限とかプロ、アマの区別をつけない事だ。 プロを除外すると途端にレベルが下がるためだ。 だからスペインのコンクールにはプロがどっさり出る。どちらかと言うと素人は滅多に出ない。 共通なのは八百長もいっぱいあるということだ。 始めから誰にあげるか決まっていることがとても多い。 そういう保障の元に出たりする。 あるいはオフィシャルギタリスト、カンタオールの愛人とか、審査員にコネのある人。 こんなのはどこの世界も同じだ。 さてと、 グワヒーラスがいい感じに振り進んでいる。 ただ、 最後のエスコビージャで苦労している。もう三日になるのに決めれない。 18通りくらいできてしまう。きっと20通り、35通りになるんだろう。 人に振りつける時は早いのに、自分のになるとどうしても最後まで決まらない。 ああ、いい加減に決めたい。 もう31日だ。あと一週間しかない。 明日には絶対に終わらないと。溜息だ。
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