●2007年01月31日(水)
バイラオールのフラメンコ 最近、スペインのありとあらゆる若手の踊り手と 交流してみると どうもやっぱり女の踊りが消えつつ あるんだなと実感する。 昨日もアンダルシア舞踊団の女の子と話していたんだけれど 昔、私達が絶対に踏み込まなかった足というものに 最近は女がどんどん入って行く。 「もう 足のテクニックは男と全部おんなじことをする時代になったのよ」と彼女も言う。 やりたければ やればいいと思うけれど 女の方が絶対に不利なのは 靴に打ってある釘の量があっちのが三倍以上あるのだ。 それとブーツだし。 ブーツだと固定がしつかりしているから 足も安全で難しくない。 女が細いヒールでいくらやっても同じボリュームの音には聞こえない。頑張るほど体を先に壊す。 プランタで飛んでプランタでがっしと着地するなんて 一挙に骨隋に来る。 骨髄バンクに出る前に 患者になってしまうかもしれない。 冗談ではない と思うような技がわんさとある。 こんなのは やるつもりはない。 稽古が終わった後に ものすごーーーーーく体に悪いことしたな という実感があるようなのは いくら性別の無い時代になっても お断りだ。 懐古主義ではないけれど 男がバタ マントン、腰をくねくねしない限りは 私達はこちら側で十分だと思う。 最近の女の子達は こういう踊りが出来ない。 足に進出している分だけ 他は確実に駄目になるのだ。 そのうち又 踊りの流れが変わってくると思う。 体に悪い技はやるものではない。 私はそういうフラメンコは 練習する気にもならない。 ましてや、生徒に教えるつもりはない。 大昔のフラメンコは 練習を軽蔑していたのだ。 少しの練習で素敵に踊れるものっていうのが フラメンコの本当にあるべき姿だと思う さて、遅れちゃった 筋トレバレエに行かなきゃ
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