●2009年01月30日(金)
モロン・デ・ラ・フロンテーラ
一昨日、下の娘が学校をお休みしてバレエ公演に出演した。 今月、もう学校を休むのが二回だ。 一つはセビージャでコッペリアの公演 そして一昨日はドンキホーテ。 セビージャの王立舞踊学校は とても恵まれた環境に位置し、 20世紀初頭に建築された それは美しい建物を丸々譲り受けて いる。専用のドーム型の劇場まで有していて 日本生まれの私には夢のように素晴らしいと羨ましいくらいだ。 この劇場にセビリア市の公立小学校の児童を招待して コッペリアは上演された。 一昨日は フラメンコで有名なモロンという近隣の村の一つ。 ファナ・アマジャが出た村だ。 有名なギタリスト、カンタオールが続出している。 モロン、レブリーハ、セビージャなどはフラメンコにとって無くてはならないゆりかごと言える。 そんな村の劇場で マチネーとニ公演もやったらしい。 ドンキホーテはバレエの中では結構フラメンコ寄りの激しい 難しいテクニックの多い出し物なので 情熱の南スペインでは受けがいい。 それにしても朝の八時から出動で 帰ったのは10時過ぎだ。 それでも翌日は3時間の稽古がある。 学校の試験や宿題もこの年になるとずっしりどっさり出る。 疲れて帰ってもまだ教科書を広げないといけない。 果たしてこの先高校に入っても こういう生活が続けられるだろうか。 娘の疲労の滲んだ青い顔を見て 少なからず躊躇われる私でした。
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