●2002年03月29日(金)
今年のカリキュラムと恩典についてー上級クラスー
この所、アカデミーの下の方の子達がとても意気盛んだ。 入門から一年くらいの雄志だけでバレエクラスを秋葉に実現させたのを始め、中々行動力がある。 自習の仕方がわからないなんて言う人はうちのスクールの一年以上の人達には一人もいない。これは本当に誇りにして良い事だと思っている。 一方では上級生も中々奮闘している。 もう、上級はフラメンコの全てのレパートリーは終わってしまった。今回のマルティネーテが終了すれば、全曲を一周したことになる。 これで一応の飢餓感はなくなったのだから、もう一度しっかりと落ちついて基本と取り組みながら、駆け足で過ぎ去った曲に今度こそ正面から向き合って一つずつバージョンアップして欲しいのだ。 アイレとかプロピオセージョとか、センティードというのがどういうものなのかを勉強して欲しい。塗り絵から脱却して正しいデッサン力を身につけ、本当のフラメンコに取り組んで欲しい。 ここからがいよいよ私が本当に教えたい物を教える時なのだから。 今回の集中後のカリキュラムは、あなた達を見ながらしっかり立てたいと思ってます。どちらにしても五月からの授業内容は大幅に変えるつもりでいるのでしっかり読んでください。 昨今の厳しい社会情勢で、週に何日もレッスンできる人は少ないので、木曜のレッスンで何もかも網羅する事がもう無意味だと思っています。 木曜は全ての上体や振り付けを完成度高く踊り込んで行くクラスにし、初歩的な基本練習に取られていた時間をこれに当てます。 スペインでは外人相手のコースでもなければ、足だのなんだのの基本レッスンは普通はやりません。いきなり振り付けです。基本なんて当たり前のものは上級になって人に言われてやるような事ではないです。各自あらゆる一日の半端な時間を利用して念入りに自習してください。 ただし、2ヶ月おきに私にチェックして貰う事。人間ドックみたいに。 このために私の年間の帰国を1回増やします。(ついでにここの行だけ3回読み返して恩に着てくれない?)4月,6月末,8月〜9月,11月末,1月末,こういうタームにします。 集中レッスンは今回は適応できませんが、次回からテクニカのコースは上級生は全てに自由に出られ、受講料を半額にします。私からの奨学金だと思って下さい。 年間振り付けは指定しますから、そのコースは後でクラスで問題なくできるように全て受講してください。 課題曲を発表会で踊る時の衣装は基本的にアカデミーが60%負担します。 こんなにしてあげるのだから集中では基本テクニカを取ろうかどうしようかケチケチしない事。如何です? ...で、あとニ週間ですから、会うなりここでの公約が惜しくなるような気分にさせないでね、よろしく。
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