●2007年03月27日(火)
ピアノ あれこれ 人生は二日しかない、と産んだ子に諭され、 (へえーーー!?哲学してるじゃん、これで元は取ったというか 驚きです。こないだまで子供子供してたのにねぇ) ケチケチするな 全部つぎ込め式の 親父発言 一番安いのにしとけ どうせ素人だ、の元銀行家のご隠居発言 まだある。 最近、マドリーに住む ボンの交響楽団のピアニストという イタリア人の女性と知り合い プロのこの女性は 「ヤマハだったら平気よ 製品管理がよく出来てるから 型番でもほぼ間違いないから」て言う。 ヤマハGB1は とても弾きやすい いいピアノだって保証してくれた。プロの間ではインドネシア製だって嫌われるけれど コンパクトで置きやすいし、と。 「試しに弾いてみないと駄目」説にすっかり傾き始めていたのに 交響楽団の女性が言うんだから そうなのかな、と傾きが反対になった。 一抹、プロなのに随分アバウトだなぁ と言う気がしなくもなかった。 私は型番でカスタネットを買わない。 特注で作らせた挙句に何回も直しをさせる。 それでも駄目だとお蔵入りにさえする。 カタログや通販で 衣装は絶対に買わない。 楽器って 弾いてみないと分からないのじゃないかなと やっぱり思う。 プロなのにヤマハだったら平気よって言うだろうかしらん と疑問が残るけど もうめんどくさくて どうせ二曲しか弾けないんだし どんなピアノだろうと私よりはマシだろう、 なんて気にもなってきた。 日本に行く前にさっさと家に来てほしい、とか。 だって とにかくセビージャではピアノは絶対的にマイナーで 滅多にやつている人が居ない。 どこの家に行っても ギターはあってもピアノは無い。 ここでは クラビノーバで上等だと みんな思う。 私ですら ピアノの保存とお手入れ、というのを見ていたら 日が入るところが駄目 エアコンと暖房に気をつける と次々出てきて、 つまり 日も射さない、暗い 寒い部屋じゃないといけないのかなぁ、憂鬱..... 本当に居たい部屋にクラビノーバ置いて 練習はここであらかたしよう、と言う気になってきた。 まだ楽譜で新曲を掘り当てるのにとても苦労する 聾唖学校的に苦労する。 点字まさぐるように時間がかかる 新しい曲がやりたくないくらいに 苦痛なのだ。 こんなに難解なのに やっぱりコケの一念的にピアノやろうと思うのだ。あはは うまくしたら三年としないで フラメンコ作曲しているような気がするし 真夜中に間違って目覚めちゃったりした日にとても楽しいのだ。 GB1は ビクトリア・ベツカムのブーツより安い なんか健気でさえ ある フラメンコダンサーが芸の延長にあるものをやるって言うのは。 いいじゃないのーーーーー買いましょう クラビノーバを日本から運んでもう16年なのだもの! ...................... イタリアーナさん、骨董ピアノはやっぱりピアノを弾けない インテリア関係者のアクセサリー分野ですね。 ものすごく素敵な家具であることは確かですね そうか、中身が改革されているから強度が違うのですね! お琴もそうですね 絹の本物の糸からナイロンになっているので 大昔のお琴にこの弦は張れないのです。 自分が出てしまうものに絵画がありますね つまり全ての芸術がこれに尽きます クリムトの絵を家中に飾っているんですが 凄いエロチシズムなので 少し気が引けます 小さい絵にしてさえ 子供が怖いって言うのです 文章の世界でも 作家は 自分の創作の小説の中で いくらでも本心を登場人物の発言に入れてしまうけど エッセイではそうは行かないので はるかに多くの嘘をつくと言います。 フラメンコは自分そのもので 嘘をつけないので 生徒のみんながはにかんで とてもじゃないけど恥ずかしくて出来なくても 仕方ないですね いつまでも下手で出来ないのではなくて はにかみが強いから出来ないのですって嘘もつけるし いいのではないでしょうか!?? この言い訳できて! この手もあるぜ、フラメンコ!
|