●2008年04月29日(火)
イエズス会士 一ヶ月くらい前でしたか グティエレス神父について書きましたが この方はアンダルシアもアンダルシア、ヘレスの出身なのです。 あの街中の人がブレリアを踊れてワインを愛し、生ハムを片手に持っているような錯覚の起きる街。 こういう街からあのような勤勉が萎縮するかも知れないほどに勤勉にして志操溢れる、感知と理知の力が漲るような 芸術家気質の上に学者で 生き生きと深い洞察力で文化の 根本を追求する人が世に出る、というのが奇跡のようです。 これもスペインなんですよね。 だいたいにイエズス会っていうのは 優秀な人ばかりの気がします。信仰の力と言えば一言で済んでしまいますが 本当に博学です。 スペインっていうのは このように芸術と学術の霊感溢れる 勤勉な人を輩出するかたわらで、驚くような無知で傲岸な人もたっくさん出します。中間にはいい加減で厚かましい、人を騙すような人が またこれも沢山。 日本が例えば ほとんどの人が金銭にきれいだと言い切れてしまうのと同じくらいに ここは逆です。 子供の頃から よく人の物を盗る。 良家の子女でも 例外なく凄い子が多い。 なんなのかなぁ、と思いますね。 これがスペインなんですよね 何年居ても 慣れないですね すぐにどういう事になるか カンは働いても。 両極端の人を出すけれど 中間層は 普通の人かというと なんか適当な人がごちやまん.... 楽しい国ではあるけれど その楽しさのツケは すぐに回ってくる。 電気屋が入ると 水道を壊していく。 水道屋が入ると 電気を壊していく。 庭師が来ると なんだかヒューズが飛ぶようになる。 もぐら叩きみたい。 こういう毎日の向こう側に グティエレス神父のような人が 輝きに満ちて存在する。 ああ、なんて国だろう!
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