●2002年06月27日(木)
筋トレ−筋肉トレーニング 私という人間は、こう振りかえってみると非常に幸運に恵まれている。 何かを欲して模索している時にとてもタイムリーにその専門家に出会ったりするのだ。そこからまた次の一歩か10歩くらい踏み出すことができる。 昔、まだ20才そこそこの頃にこのセリフを言った時に私の唯一の舞踊の友だった人は、それは何かを求めている私の情熱が磁石のようにそういう人々を強く引き寄せるのだ、と答えた。これももしかしたら一理あるのかも知れない。多分両方なのだろうと今は解釈している。 ... それにしても、だ。 下の娘を夏休みの間、新体操に通わせることにしたのは既にお話した。毎日3時間の訓練で、競技会が迫ると土曜日もトレーニングがある。ものすごい練習量だ。母親の見学は堅く禁止だが、始めの日からずっと私は例外にしてくれている。 訓練の様をまざまざと見て、感じるところが多い。 こうなると誰が通っているのかわからない。 草深い遠い村なので子供を置いて後でまた迎えに行く、なんていうのはとんでもないので、もう、一緒に訓練に出ている。 おそろしくきつい。 不謹慎にもあまりの事に笑いがこみ上げる事もしばしばだ。 やめておいた方が無難な忍者の車飛びみたいなのだけは、手を出さないようにしている。体の柔軟なのは定評がある私だが、この子達みたいにチューインガムほどじゃないから踊り手として再起不能になるかもしれない事は本当はやりたくて悔し涙だが、自制している。 私の娘はまだ入りたてだから、あなたはもっと簡単なこれをおやりなさい、と言われても二回目にはなんだかコーチをかき口説いてやってしまっている。 他の子達が別の技に移っても、前のができるまで体育館の端に到るまでおさらいしているので、見上げた根性だとみんなが呆れている。 私はこれを誇りに思うよりも、この娘が羨ましい。 自分は年を食ってて自重しないといけなくて悲しい。 ま、悲しいけどお母さんが新体操の訓練を一緒にするっていうのはあんまり聞かないから良しとしないといけないかも。 と言うわけで、最近、全スペインで優勝しているようなコーチ陣と懇意になりつつある。筋肉についての色々な知識も別の、運動選手の立場から授けられているこの頃の私です。こういう人を探してネット検索なんかしていた矢先なのだ。全くタイムリーだ。 その上、コーチとして参加してくれないか、なんてお誘いをいただいてしまっている。えーー!?私、新体操なんてできないのよ! 構わないんだそうだ。 踊りのプロだからツボは分かっているから選手達にアドバイスしたり、技ができるような指導は的確にできるって言うのだ。 どうせ3時間も一緒にいるんだからやってくれと言われる。 自分も訓練したいから自分がやれるものだけ半分の時間はやらせてもらって、残りの半分はお手伝いしてもいいかな、と考え始めている。 どの道とても勉強になるのだ。 ただしこの3時間が終わるともう、疲れ果てて何もする気になれない。 最近、体つきが変わってきた。 もともと鍛えてはいるんだけど、このところプログラムを忠実にこなしているせいで効果が現れてきているみたいだ。 体重はそんなに変わらないのにどうしてかな、と思っていたら、 脂肪より筋肉のが重いので、絞り込まれて来て見た目に違ってきても体重は変わらないか、かえって多くなるんだそうだ。 なあるほど....興味深い。 最近の私の交友関係、この新体操のコーチ陣の他、重量上げでオリンピックに3度出場している男性、美貌でそうとは見えないマラソンの選手、バスケが専門の筋トレの見本みたいな体のアマチュア選手、気がついたらこういう人に毎日囲まれていた。 情熱で呼び寄せちゃったのかしらん、はてな?
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