●2002年07月31日(水)
エックス脚とO脚について
クラシックバレエは、軽いエックス脚だとポジションが良い感じに決まる。 だから当然、O脚はとても苦労する。 でも舞踊をやらないでずっとただのO脚で生涯を過ごすのはもっと大変なんじゃないかとこの頃思っている。 O脚というのは加齢とともに悪い方に進むらしいのだ。 大人になっていようが、もう、何にもなれない大年増だとあきらめていようが、やっぱり思いついた時からでも脚の修正にとりかかった方が良いかもしれない。美観とか見栄とか美容のラチ外の、健康として。 私の生徒にかなり重症に見えるO脚がいるのだけど(て、言っただけで3人に一人は自分のことだと思うかも知れない。そのくらいに日本人のほとんどがそうだ)いつも重心が悪くてぐらぐらしていた。 始めて教室で見かけた時は、絶対に舞踊は続かないだろうと思ったくらいに色々な事がダメに見えた。 でも、本人は絶対に悲観しない。 いつも明るく前向きで胸がはちきれんばかりに楽しく稽古に励んでいた。 ああ、こういうアプローチもあるのか、と私の方が感心するくらい。 そうしたらだんだんO脚も筋肉が正しい所についてきて、普段の歩きでも違ってきたというのだ。 ああ、そういうこともあるのか、と又感心。 だからレッスンがもっと楽しくなって来たって言うのだ。 え?今まで以上に? ...また感心する私です。 生まれつきっていうのはどうにもならない。 でも、どうしようもないことじゃないんだな、てこの頃は思う。 平均寿命がこんなに延びて、昔の女性に比べたらもう、信じられないくらいに若作りの私達なのだから見かけのごまかしだけでいいや、ていうものぐさはやめないといけない。 やっぱり大人だからってあきらめずに本格的に取り組んで行くべきなのかもしれない。物なんかいくら買っても仕方ないのだもの。何が買えてもそんなに嬉しいと思う気持ちは持続しない。朝に夕に喜べるほどの物ってそんなにあるとも思えない。 やっぱり自分が何かを出来るっていう喜びに勝る物はない。 教師になって実例を見て(臨床って感じね、ほとんど)そういう心境に至りました。でも、それだからこそ本当に正しいレッスンでないとマイナスに行ってしまったら大変なのだ。 更に目を鋭くしてあやしい生徒を見ないと! と決意も新たにしているこの頃です。 PS.やっと集中スケジュール組みました。事務局が手分けして見直し中です。あと一日二日でアップです。遅くなってごめんなさい。開講まで3週間しかないので皆さんHPにご注意くださいね。
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