●2005年07月26日(火)
こんな事だろうと思ったが...しかし
スペインには、二大セキュリティメーカーがあって 一つは、この間自分の会社のどこかの大支店が泥棒に遭ったのに セキュリティが作動しなくて国を賑わす大逆宣伝になった。 この新聞切り抜きを盛んに使って もう一社が顧客をどんどん拡大している。私もこっちに売り込まれて顧客になった。 なったけど、なんとなく初めから疑っていた。 いつだったかこれも間抜けな電話局のテレフオニカが この辺一帯に故障して回線が断絶した> 途端になんだかセキュリティが中断した。 いやーーーーな予感は的中。 電話回線に頼ったセキュリティってことは電話線わチョーーーーンと切ると 泥棒は天下晴れて国王陛下のようにして難なく入れるのではないの? まさかよね?そんなお粗末な機器でセキュリティ会社の名がこんなに有名に伸びる訳ないものねぇ.... でも...理屈としてはそうなのかも!!?? 会社に電話して聞いてみると相手は答えに窮している。 そんなぁ<図星なの? 電気屋のつなぎ着て、家に入るまでもなく回線切って 電気止めたら平然として狙った家に入れて盗めるじやないの!! ここまで疑っておきながら実証してみるでもなくずぼらにしていたらやっぱり賊に入られた。 センサーがあっちにもこつちにもあるのに全然作動しなかったらしくて隣の家でもサイレンを聞いていない。 マドリー本部の中央コンピューターにも記録がない。ばこんばこんに鉄棒で殴られた機器がサロンに転がってるのに、機器が壊された記録も中央にないですと。 大窓から入るのに4X3メートルの鉄格子壊して、三メートル四方の二重耐久ガラス割らないと入れないのに、この窓までひんまげてセンサー正面に見ながら八メートルも近づいて鉄棒で殴ってもサイレンは鳴らないって、笑ってしまうでないの! セキュリティ会社のテクニコが来て壊れた機器のチップを拾ってこれからマドリーで研究するって言う。 新しい機械を取り付けて全部まともだと太鼓判押す。 信じない私は、身長二メートルの元モデルだった凄い男性を使って新アラームとセンサーをテスト。 ここに立って、こうやって鉄格子がたがた壊して、窓ガラス割ってガラスが内部に飛び散る....うん、ここでアラーム鳴るよね、と彼。あれーーー!!??鳴らないじゃない! で、続けよう、侵入する。ここで鳴るよね?と彼。ほとんど天井に頭が着きそうに大きいのだ。この人で鳴らないで、ダレで鳴る? これが全然鳴らない。きっとそうだろうなと思っていた私は、なんだか立証されて嬉しくなる。 彼は、壁伝いにアラーム本体まで八メートルも歩き、50センチの至近距離に近づいた。ここで鉄棒の先でばこんばこんにアラームをやっつけるのは至極簡単。 じゃ何かーーーーぁ、センサーの真正面でオーーーラーーー!と手をひらひらさせないと作動しない? 科学者になれたかもしれない私は、ガラスで鳴らない時からこれは特定の対角線に立たないと鳴らないと解明しておった。 タマーラだったら側転で行けるかも知れない。 明日、センサーの30センチ先でセビジャーナスを踊ると初めて鳴るという実験を画像に入れて、絶対にこの会社に送りつけてやろうと思う。 ちなみにアラームが鳴ってから五分してもコールバックがないので、マドリーに電話してやった。カスタマーサービスに電話させますと言ってから三時間。 泥棒に入ってから部屋の色も塗り替えて帰ってくれるでしょうよ、盗みの後でね! この国でビジネスを起こすのは簡単だ。 この程度でいいんだったらフラメンコの合間ででもできそうだ。 はーーーーーーっはっはつはーーーー あーーーーーはっはつはーーー 窓開けっ放しで行こうかな、日本に。何しても無駄だから
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