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2009年10月のセビリア発信・つれづれ草
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●2009年10月27日(火)

思い出し笑い

留学生で来た80年代のスペインでは
まだフラメンコは黄金時代の泥臭さを残していて
なんとなく荒削りのフラメンコアーティスト達が
いい感じでごたごたになっていた。

最近のアーティストは高学歴も多くて
ー高校卒業とか ま、中学のことー
大卒までたまに居るから
大昔みたいな 派手な喧嘩やカルメンのワンシーンみたいな
ああいう二手に分かれての大騒動みたいなのはないみたいだ。

私がタブラオに出ていたころは あった。

あははははは....

どんなに驚いたか想像がつきますか?
何しろ短大出たてのお嬢さんだったし
今見たく面の皮も厚くないし
それにスペイン人ったって
日本人ほどでないにしてもそこそこに文明国なんだから
ちゃんとしていると思い込んでいたのだから
まぁ 驚いたのなんのって!

初めはスペイン語がよく理解できないために
誤解しているのかなぁ なんて善意に解釈したりして
そのうち この生粋のジプシー達は
このように見えるありのままの人々なのか、と
分かってみれば えらいとこに来ちゃったなと
つくづく思ったものでしたよ。

それから90年からこっち、
一般のスペイン人達と付き合うことになると
フラメンコの世界の人々と
教育のある一般の人々としてのスペイン人との差が
非常に大きいと感じます。
そうしてスペインというのは教育格差がずいぶんとある国だと
気づきます。

私が年中一緒だったがらっぱちみたいな人は
一般の高学歴の中には滅多に居ないし
あっちで使っていた語彙をこっちでうっかり出してしまうと
ひんしゅくを買ってしまう。

スノッブな人も多いんだなぁ と思います。
この二つの世界に足を一本ずつ入れてしまっているのは
子供が居るからですね
子供はお上品な学校に行っている
その系列の人間関係には フラメンコとは少し遠い人が多い。

あらためて考えてみると 自分が育った環境は
この少しスノッブな人たちの雰囲気なのではなかったか?
ここで居心地がいいかと言えば
実はそうでもないのです。
あの感情のむき出しの世界、
あれは自分と関係ないかというと
とんでもなく、あれこそは私の
文明で飼いならされた、人として調教された人格とは
別の、私の一種の残された野生が共鳴する世界ではあったのです。

みんな知性とか教育とか教養、文化については
よく口にするけれど
瑞々しい感情の発露というのには
あまり光を当てない。

感情の発露。
これこそ私には フラメンコという媒体が
他の何よりも自分にしっくり来るのです。

二つの世界を行き来して こういう感想を持ちます。

では、良い一日を!!

●2009年10月26日(月)

ちょっといい感じ....

娘とじっくり話し合うことができて
このバレリーナ娘は
上の水泳娘よりはずっと話がしやすい
まだ年も行かないから 良く言うことを聞く。

金曜日はバレエの稽古の後は疲れきっているから
良く休む。
土曜日は遊んでいい。
でも日曜日はばっちり勉強しないといけない

そのように決めた。

今年、また転校させたのだけれど
今度の学校は生徒の質がとても良くて
みんな頭がいいし 真面目でいい子達なんだそうだ。
そうだろうと思っていたけれど 
娘が嬉々として学校に行くので嬉しい。
週末は真面目に勉強する子が多いので
うちに食事に呼んで勉強するように提案した。

今日は昼からとっても感じのいい女の子が来て
一日遊んだり 夜まで勉強して過ごした。

私は人と一緒だと勉強できにくい方だったけれど
一週間 丸々バレエに明け暮れている娘には
とにかくお友達と一緒に笑ったり
アルバムを見たり ちょっと散歩に出たりして過ごす
お休みは 勉強するのも辛くないみたいだった。

これは中々いいな、と嬉しかった。
水曜日になったら週末に呼ぶお友達の打診を始めなさいと
アドバイスする。予定があって来れない人を見越して
多めに呼んでおく。
おいしい珍しい日本の家庭料理を出してあげるのに
私は何の苦痛も無い。
まだ15歳なんて年の子達はかわいいから
いくらでも来てくれて構わないのだ。

一人日本に物凄く憧れている男の子が居るという
これが日本人みたいな黒髪をしているのだけれど
なんと黒に染めているんですと。
笑ってしまいますね、
日本人は似合わない茶髪にするのに
この栗色の髪の少年は 黒に染めてるんですって。
そんなに日本に憧れている?
全身黒尽くめのこの子は
左右違う色の靴下を 彼なりの美意識で履いてくるのだそうだ。
見かけはこのように なんか普通でないいでたちなのだけれど
担任に言わせると 全ての親が息子にしたくなるような
素晴らしい心根の子なんだそう。
しかも成績が飛び切りにいい。

この日本にぞっこん惚れ込んでいるという
黒尽くめの
秀才にして心優しい 素晴らしくハンサムな男の子が
日本語を教えて欲しいと言う。
うちの子に数学と物理の補習してくれる?

助かっちゃうなぁ...日曜に来てくれる家庭教師って
スペインでは中々居ないのだ。
娘にいい刺激になって
そのうち一緒に日本語の読み書きも習ってくれたらなぁ

ま、欲張り過ぎかな。
子供を通して色々な子に出会う。

この素敵な少年は 二年前に父親が急死して
すこぶるきつい思いを克服して来ているのだと聞く。
へぇ、それにしては偉いね、
勉強もちゃんとやり、趣味にも情熱を注ぎ
強いいい子ね。

なんだか 最近家庭的にはとても辛いのに
真面目ないい子が娘の周りに多い。

有りがたいことだなと思う。
人生を肯定的に健気に生きている友達に
囲まれるほど いい勉強はない。

やれやれ、良かった....

●2009年10月23日(金)

今日は呼び出し....

一昨日 父兄会というのがあって
こういうものに出て行くのは多分三回目だ。
私はあまり教育熱心な母親ではない。
自己管理しろ、というのが大体の方針。

学年最初の父兄会で修学旅行の話も
卒業試験と高校の話もあるので
絶対に出席のことと釘を刺されたので
あらそう、と仕方なく出かけていく。

もう来年は高校生なのだ。
進路も決めないといけないとか言われて
ああ そうだったなぁ 初めて実感。

スペインの高校は 初めから大学を想定して
専門に分かれてしまうのだ。

理数系と文系と分かれて違う教科を履修する

だから途中で進路変更ができない。
大学になって決めることをもう中学でやらないといけない。

うちの娘は まだ頭が混沌としている。

大学は行かないでバレエ一筋
声楽と楽器もやりたいと言って見たり
やっぱり何か大学で学びたいと言って見たり
二ヶ月に一度くらいくるくる変わる。

王立バレエ学校はちゃんと卒業しろよ、
というのが前提で、あとは何をしてもいいと思っている。
本人の自由と自己管理で真面目にやっていれば
成績がビリから数えたほうが早くても気にしない。

勉強っていうのは 後からでも十分できるのだ。
学校はちゃんと行かないといけないけれど
ほどほどに真面目に授業に出ていたら、まぁ
それでいい。後は自分のやる気だから
こっちがやいやい叱咤激励するのなんか御免だ。
それでなくても日常で小言を山のように言わないと
いけなくてうんざりしているのだもの。

映画に出てくる母親のように優しくて気のいい役を
たまにはやらせてくれ! そんな気持ち。

うちの娘は学校の他にバレエが毎日四時間もある。
よって学校では体育と音楽を履修しなくていいことにしてくれている。その時間で宿題をやってしまいなさいというわけだ。

呼び出しっていうのは
この時間をちゃんと有効に勉強していないという担任の
お叱りだ。
本人に問いただすと そんなことない
先生は見てもいないのになんでそんなことを言う?と。

そのまま聞いてみると
担任が見ていなくても別の先生が通りかかって見るのじゃと
言われた。私たちも馬鹿じゃないですからね
あはは もっともだ。

では娘は クラスメートが一人残らず授業に出ていて
遊ぶ相手もいないのに図書館で何しているのですか?
MP4か何か聞いていたり 書き物をしていても気が入っていないのが見て取れるんだそうだ。

まったくねぇ....新学期早々にご注意いただかないと
あとで卒業できなくて大変なのだ。
ここはばたばた落とす。
中学浪人が30%以上に上るという国なのだ。

義務教育は辛いからさっさとやってさっさと出るに限る。
芸と両立は本当に厳しい、
でもやっている人が世の中に一人ではないのだ。
ま、こんな点から諄々と諭さないといけない。

朝の七時半から夜九時まで 息つく間もないのに
それでも夜に一時間は勉強の見直しをしろと
言わないといけない。

ああ、言いたくないなぁ....
親に出る宿題は もっときついな、と思う今日の私です。



●2009年10月21日(水)

ダンスの効用

なんだかせちがらい世の中になってきましたね
世界同時不況って言われ続けて
どのくらいになるでしょう。

この言葉の魔術は
ぎゅうううううっと財布の紐をきつくさせる 笑
スペインでも どう転んでも関係ないくらいに
リッチな人まで固くこぶしを握るって言います。

あ、こっちでは財布の紐ではなくて 
手を握り締めると表現します
だけど これだと日本の場合は怒りの表現ですよね
(こんなに違うか、スペインと日本)

そうして なんとなく不安になって
財布は固く、心も固く、身を縮ませて
心もはばたかない。

これは 駄目だ。

どこかで緩くして 開放させないと。

こんな時こそ ダンス!!

え?それどころじゃないって?

でもぅ あなた一人焦ったって
明日大金が転がり込むわけではないし
とりあえず踊れば?

出かけたくないと無精になっているときに
無理やり誘われて行ってみたら楽しかったと
心も晴れ晴れするように
ダンスはやはり ウオーキングしようと決心して挫折
階段エレベータ無しで登ろうとして三日坊主
ダイエットはストレス食いであえなく失敗

ああ、もう むしゃくしゃする!

こんなことにならないですか?
たったの週に一回でも
できたら二回、踊るって言う行為は
人を若く保つ 一番の財産だと思いますよ

手軽に出来ることっていうのは
手軽にやめてしまう。
やっぱり手間暇かけてお稽古に行くっていう
この決心が大事なんですよ
堕落って努力しないで落ち込む私達の惰性だし
お稽古を続ける あるいはこんな時だからこそ
始めるっていう気持ちが 
人を生き生きとさせてくれるのですよね
どんな時でも。

では 良い一日を。

●2009年10月20日(火)

過去の記事大捜索

ある必要があって履歴書に
専門雑誌のコラムを担当していた時期があると書いたら
証拠の記事も添付するように言われてしまい、
先週、家の中でもう上を下への大騒ぎで
自分の書いていた記事を探し回った。

そうしたらなんと81年から
現代ギターにコラム見開き二ページもの
堂々たる記事を書いていたと分かった。
すっかり忘れていたのだけれど
中々のものでした。
80年にスペインに渡ったので
渡るなりすぐに書き始めていたのですね。
タブラオで踊っていたのだから
踊りつつ 取材しつつ 書いていたんだなぁと
思い至り、なんか頑張ってたんだなぁと感心しました。
あの頃はだって これに加えて一日八時間も練習していたと
記憶しています。

それでこの連載の月刊誌は結構いっぱいあって
随分続いていたんだなと思いました。
それにしても掲載雑誌と言えど八回も引越ししているんだから
その間に何度も捨てちゃおうかな、と思ったに違いなく、
あれから27年後にまさか証拠として必要とは
そこまで先を読めなかったですが
とっておいて良かった、と胸をなでおろす。
バセオにも見開きで随分長い事連載していました。

それからスペインの公共誌にも出していたし
結構書いているんですよね。
読むと気恥ずかしいですが。
自分で書いた物って 恥ずかしくって
私は二度と読めないです。
ビデオとかDVDもそう。
恥ずかしい。冷や汗が出てきます。

何につけても 後で 必ず必要になるので
こうした記録は本当に捨てれないです。

もうとっくに忘れてしまっていましたが
セビリア大学にも通っていたんですよね
二年間くらい。
夜はタブラオで踊りながら。

練習して 衣装自分で縫って
舞台に立って、朝も暗いうちから大学に行き、
原稿書いて日本に送り、
ドウエンデのフラメンコの怪しげな魔性の
フィエスタにも出て、まぁ なんて忙しい
毎日を病気にもならないで過ごした事かと
証拠の数々、セピアになった新聞の何誌かを見て
我ながら呆れてしまいました。

なんだか 他人事みたいにおかしくなって
笑っちゃいました。

今やれと言われたら できないですけどね
なんかねぇ 張り切ってましたね
大学については 又続き書きます。

そういえば最近も随分これで頑張ってますよね
政治と社会のブログ毎日更新しているし
まぐまぐのメルマガも毎朝お届けしているし7:30頃に
ここと BBSと四本くらいですね。
この先もっと充実させるし。

色々書いていてどう違うの?と言えば
●メルマガは 爽やかな朝を迎えて欲しくて
ちょっと短い書き物を 今日もいい天気〜〜〜て言うの。
■このページは完全にスペイン生活を通しての色々な話題
特にセビージャの色彩とダンスについて
▲このブログは私の精魂込めたナショナリストとしての危惧と情熱
http://flamencoole.blog104.fc2.com/

私と一緒に近代史や日本の行方を真面目に考えるブログです。

では また明日。良い一日を。

●2009年10月19日(月)

フラメンコのドゥエンデ

BBSでご質問があったので
こちらに詳細します。

神がかりになる状態は何ていうのですか?
と言う質問だったのですが

Duendeと言ってフラメンコの黒い精霊が
足からのぼってくると言います。
日本語でいうところの佳境という言葉がありますね。

これはざわーーーーっと鳥肌が立って
精神の集中が極度なまでに至る瞬間でして
こうなったことがあるかと言いますと あります。
かなりの頻度でなります。

バックのギターと歌が悪いと なりません 笑

これはある種の芸術家が誰でも経験する
自分の魂の高揚と精神の集中と感動の極みという境地です。

目が白黒しちゃうのとは少し違いますが
神がかりと言う言葉とはちょっと違うかもしれないですね。

私なんかもしょっちゅう 顔つきが変わる
別人のようになると言われます
衣装に着替えただけで 違ってくるらしいです。

普段だらーーーー
へらへらっとしているからなんでしょうが
まぁ、着替えた途端に舞踊モードになりますからね。

そういう意味でもメイク、髪
衣装の段階って大事ですね
この段階を経てどんどん心の準備が出来てくるのでは
ないでしょうか。

そうして ドゥエンデはどこで来るのか?
待ってても来ない時は来ない。
一流のバックで観客も悪くないのに
来ない時は来ないです。

だから素晴らしいのですね
いつ、何時にどうやって来るかが分からない。

スペインでよくみんなが言うには
さんざんフラメンコのパーティがたけなわとなって
最高の時が過ぎて 午前七時、なんていう
そういうみんなが疲れきって
もう歌も大方歌いつくした
踊りももう出た
人も大勢帰っていった
残ったのはたった五人。

そうしてそこから始まった
シャツを切り裂きたくなるような
激しい感動の歌が。

これね、私、何回も経験しましたよ。
ああ、このために私はここまで来なければ
いけなかったのだな と思ったものです。
あの時代、あれより三年遅れてもいけなかった
その間に亡くなってしまった前時代の大物がいましたからね。

私はギリギリの所で20世紀最大の、
と言われたようなアーティストとめぐり合いました。
これで感じたこと、見たこと、聴いたことが
自分の芸に与えたインパクトは それは凄いものでした。

昔のフラメンコっていうのは
損得なしで 第一級のつむじ曲がりのアーティストが
午前様も午前様の時間に燃えるような情熱と
悲哀で歌い上げたものでした。
乗り移ってくるんですね、そんな瞬間
私はそういう魂の高揚の時に立ち上がって
踊ったものです。
あれこそが フラメンコだと思います。

●2009年10月17日(土)

日本の大女優

確か随分前に 誰それが孤独死だと聞いた。
孤独死というのは多分 看取ってくれる人もなく
一人で発見も遅れて 亡くなった方の事なんだろうな
とは想像していたけれど この言葉には
何故か 孤独のために亡くなったという
そういう感じがつきまとう。
真っ先に感じるのは 一人で亡くなったというより
むしろ 孤独のために亡くなったのだという
解釈が来る。
どちらにしても とても悲しい。

その、誰それが孤独死、と伝えた人の
最後に大原麗子と続いたような気がした。

まさかと思って確認しなかった。
まだ無くなる様な年ではないもの。

それと孤独死という過酷なことばと
あの、美しくて素晴らしい演技力の
女優さんが そのような最期だったと
思うのに忍びなかったからだ。

今日になってから確かめてみて
本当だったのだと知ってがっかりしてしまった。
かわいそうで 辛い気持ちになった。

私は あの女優さんがいかに上手いか
呆れるような思いで見つめてしまったCFがある。
このコマーシャルを見て そのあまりの演技力に
感動してしまった。
あれから 大女優のタイトルをいつもつけずに
いられない。

そのCFは 確か久月でー違ったとしたら吉徳ー
雛人形だった。
五歳くらいの子供に着物を着付けているところで
「かあさんが 子供の時に着た着物よ」と大原さんが言う。
帯だかの仕上げを直していて
「どうれ?」と子供の体をちょっとはすに支えて
じっと慈愛の目で眺める。
そして一拍あって
「うーーん かわいい...まるでお雛様みたい」
そう言って えもいわれぬ母親の愛情溢れる眼差しで
笑み崩れるのだ。

このほんの僅かの時間と表情の素晴らしさに
私はあっけに取られた。

子供も居ないのに どうしてこんな凄い
感情移入ができるだろううかと驚いた。

言葉で書くとなんでもないけれど
着付けている時の顔から ちょっと離して見る目つき
その後の目に宿る愛のまぁ なんて本物かしら!

なんて立派なアーティストだろうかと舌を巻く思い。

これ、いつ頃のコマーシャルか分からないのだけれど
私が一人目の娘を産んで帰国していた時だったような
気がする。90年代か?

あの見事なコマーシャルがずうっと忘れられずにいる。
どうしても見たくて随分探したけれど ついに見つからなかった。

考えて見ると 大原麗子さんのドラマは
ただの一つも見た事が無い
だからファンとは言えないのだけれど
どんなに上手いか知っている。

時代劇など さぞ上手いだろうと思う。
又古風な着物姿が絶品だ。

ああ、見てみたいな 彼女の時代劇。
どなたかお持ちでしたら 是非お譲り下さい

立派な女優さんでしたね。
心からご冥福をお祈りします。

●2009年10月08日(木)

保守の魂

中川さんのしてきたことを思い出すと
教育や拉致に誰よりも早くから取り組んで
それはそれは勉強した立派な人だったのだと思うと
無念で悲しくて仕方がない。
それを民主党が次々と壊しにかかっている。
なにせ 文部科学省は もう日教組の手に落ちているんだから。

居ても立ってもいられない気持ちで
この気持ちをどうしたらいいのかと煩悶していて
一向に返事をくれないうちのサイト管理者を待っているのも
疲れてしまって FC2というのをいじっていたら
ブログ登録が完成してしまいました。

あら どうしようと思っているうちに いじっていたら
テンプレートというのが出てきて何の事か分からないまま
色を選んでいたら すごくきれいなのができてしまった。

記事を書いてみたら ちゃんと自動的にここに納まる!
あら 凄いと思っていると人気ランキングに参加しろと
書いてあったのでバナーを見ていたら
すっごくかわいい桜の花束と小鳥が居たので
貼り付けました。

これは難しかった。色んな変なとこに貼り付けてしまって
何しろ機械語読めないからさ、笑
色んなへんなとこに 小鳥と桜が行ってしまい
今だいたい ここかというとこに貼りついた。

なんだか とってもきれいで嬉しい。

中川さんの死とともに そのはなむけに
弔い合戦の意味で立ち上がったブログです。

カウンターの設置というのも すらすらっと出来てしまったけれど
まだ たった一人。
山のようにあるブログの中で 気の遠くなるような順位。

なんか1700番とか管理画面に出てました 爆

是非、皆さんお気に入りに入れて 桜と小鳥をクリックしてください。分野は なんと政治経済ブログです
でも、本物の政治経済の専門家のブログって読むと難しいし
みんなこんなに活字が得意ではないので
私みたいなのが書いたリトールドって あってもいいんじゃないかしら?
違いますか?

これでフラメンコサイトなのに!てなんとなく後ろめたくならないで済むし あっちはコメントが書きやすくなっているみたいなので
是非、ご来場くださいませ。
ここでお返事あげたいなと思う読者も 舞踊サイトと思うと遠慮があったみたいだし これで健全になれたかなと思います。
なんか嬉しいです。知識も無いのに とってもきれいなのが出来て。
実は携帯サイトも形は申し込めたのだけど どうやってやるのか分かってないのです。週末にでも少しずつやって携帯からでもなんでも見れるようにします。...そりのうちにね 少しずつ

ここのサイトを廃れさせるつもりは全くありません。
溢れる愛国の情と 日本の危機を思うと更新しにくかったのですが
サイトを分ければ 専門は専門で頑張れます。

しばらく更新が希薄になってもがっかりしないで
ちょっと我慢してください。
人に頼らなくてもどんどん更新できるサイトをなんとか工夫したいと奮戦中なんです。ここのサイトをどう手入れしてそうしようかと

ですから 一、二ヶ月は裏側で一生懸命やっているので
忍耐をもってお付き合いくださいね。

近いうちに 舞踊メルマガとともに
もっともっと専門的なネットでの本みたいなのをと模索しているんです。
このサイトでは目下の形だと いくら更新したくても
デザイン変えたくても専門家の手を通らないと一つもできないのです。もっともっと充実させたい意欲でいっぱいです。

私は一日中 国を思って心を痛めていますが
だからといって一日泣いてばかりいるわけではないんですね。

あーーーー朝だ わくわくするな!と門を出たり、
色んな人と色んな出会いをするし
例えば一昨日も中川さんの訃報で辛かったですが
楽しくジョークを交えて講演して来ましたし
CANAL SURテレビのニュースの取材も受けていました。
なんか生放送でしたねぇ そういえばあのカメラマンは何してんのかなって思っていたら...


それはそれで楽しい、有意義な大成功の講演でした。
大学生が大勢来てくれてましたし 清水寺を知っている日本通も
結構いて驚きました。

文化に貢献しているんだという意識が
なんだか私を励ましてくれたし
これからも精一杯 自分は頑張ろう!!
そう思えました。

さて、これから水泳で体鍛えてきます。
すっかり夏の暑さでダレ犬になっていたので
引き締まって行こうと思います。


私の時事政治経済ブログ

クリック、10個くらい欲しいなぁ~~~~飾りになるし 励みになるし、笑 是非クリツクしてください
拍手はしてくれなくていいから桜と小鳥をよろしくね 

追伸  どこに出ているのかわかんないのですが1700番のびりっけつブログなのにすごい長文のメールが読者から来まして感動しています。きっと管理画面に行くと色々機能分かるんでしょうが
まだ技術的には全部分かって居ないで更新しています
ま、少しずつ 分かるんじゃないかと期待しています

●2009年10月04日(日)

悲しくて涙が止まらない

娘が夕べのニュースで中川昭一前大臣の訃報を見たと知らせた。
心臓が飛び出るような思いで どうか間違いでありますようにと
祈りながら確認してみると
どこの新聞も見出しに目まいのするような文字を連ねている。

ああ、まさか まさかと叫びたいような思いに
一体、こういう衝撃の瞬間を自分は何回人生で経験したろうと
意識が行く。
あらゆる思いのほとばしりが 同じだからだ
ああ、いつかのあの時と同じで信じられない、と。

あの立派な 夫を支える女の鑑である夫人はどうしていられるかと
胸が傷む。

それから落選した中川さんの運動中の苦しみと落選の辛さと
圧殺されてしまった 
日本の、本当の日本の
大事な大事な逸材が
こんなに若くして 私達は無くしてしまったのだという
無念で辛い 思いが交錯する。

今度の選挙がどんなに苦しい物だったろうかと思うに忍びない。
ああ、こんな大器の政治家を死に追いやってしまって
あんな売国奴の内閣を出してしまった日本よ、
あの、汚辱にまみれた鳩山内閣を
マスコミは叩かない
献金だけでも日本の政治史上例が無いほどの疑惑
その後ろでのっそり政界に返り咲いた汚沢も
さっそく隣の国を回って あの中川さんが必死で阻止しようとしていた外国人参政権を闇法案で通そうと 刻々と手を打っている。

鳩山は 韓国人を自分の顧問にした
どこの国の首相に 外国人なんかを顧問にするのがいるのか。
しかも あろうことか日本を毀損してやまない韓国の顧問。
この韓国人の指示で 竹島が独島だという講義を一時間半も受けたというニュースが出ている。
どこの国にこんな例があるのか

敵対国に良く分かりましたとお辞儀をする首相がどこにいるのか

日本は中川昭一さんの輝かしい功績をみんなドブに捨てて
酒の不始末 酒の不始末と 圧殺し
その何千倍もの売国奴をやすやすと首相に就けてしまったのだ。

明らかに傀儡とも思える、実は汚沢政権としか言いようの無い一党独裁になる下地が万端だ。

もう中韓に魂を明け渡したマスコミ操作で 政権交代をナムアミダブツのように唱えて 乗せられた軽薄な国民によって
私達の本当に未来ある保守の政治家を圧殺してしまったのだ。

民主が売国闇法案を どんどん推し進めているその朝に
私達の本当の日本人の、英邁な胆力ある政治家を無くしてしまった。

ああ、衆愚政治。

あれほどの逸材の中川さんに対してあまりにも執拗なメディアによる執拗な大報道。
中川さんは、あのメディアの「個の圧殺」報道に心労を募らせて
落命されたとしか言いようが無い。

 総選挙中も、総選挙後も、決まり文句のように、あの「酩酊会見の中川昭一」と繰り返した。その一方では鳩山や汚沢の周辺で起きているあまりに不思議な関係者の死や献金については黙して語らない。

追及すべきは、政治家の本当の不正や社会悪、日本社会に深刻な打撃をもたらしている闇法案や売国行為のはずなのに
なぜ、いつも躊躇(ちゅうちょ)して全然報道しないのか。

この国を思う一人の国民として
涙が止まりませんが、重ねて、心より中川昭一さんの
ご冥福をお祈りいたします。

がんばれーーーーがんばれ日本一!今でも私の耳に残る
中川夫人の愛と勇気と魂のエール。
あの声が悲しく 悲しく耳の底にいつまでもこだまするようです

あのまだ若い立派な奥様が一日も早く立ち直られますように
お子さん達が 元気に生きていかれますように。
毎日お祈りしたい思いです




●2009年10月01日(木)

ヒップホップだぜ、ベイブ その二

.....で あれれと思う間に 一週間が過ぎ、
二度と繰り返してもらえない振り付けなんだと やっと悟る。

気に入った先生が居ても二度と会えない。
なんなの、これ!?
少しイライラしてきました。

受付に文句言っても始まらない。

あの先生はどこなのじゃあ!と聞くと明日の何々時間に来るというので 必死に合わせて行くと 
違う人が入ってきて代講だって言う

もう 完全に頭に来てしまった。

どんなに腹を立てても 仕方無い。こういう仕組みなんだから。
これが団体レッスンの嫌なところ。

一ヶ月経つと やっと頭の悪い私にも この世界のダンスのことが分かり始める。

つまり、夏は現役のダンサーはラスベガスとか ブリニィ・スピアーズのショーとか リアンナのツアーとか ビデオクリップとかのお仕事が引きも切らなくてどんどん仕事に行ってしまうので
クラスはみんなで持ちまわっている。

もう ぐちゃぐちゃにスケジュールが入り乱れているので
いつ 誰が どこに居るかなんか分からない。

誰それが水、金とやるよっていうと
みんなしてメール回してそれっと行く。

これじゃあ 一つもものにならないじゃない!と焦り出した頃は
もう過半数過ぎちゃってから。

これはダンスの本場はちっともお勧めではないぞ、と気づく。
最低でも同じ先生、同じスタイルを三日はやりたい。できたら一週間。でも そういう風にできていない。今日だけの振りと先生。

ある程度慣れれば この先生は昼に二週間居る!とか分かるけれど
目まぐるしい テクニックと流派を毎日やられると本当に一時間くらいで気分が萎える。

もっと地方の住宅街に程近いみたいな所で
現役は引いた先生が個人的にやっている教室に通えば
きっと落ち着いてテクニックも身につくと思いました。
本場だ ニューヨークだ ブロードウェイだ、が間違っていました。
こんな物価の高いところに仕事もしないで朝から来る人は
プロなんですよ。

来月はどこかでオーディション受けようとしているダンサーの卵とか。
でもいつ舞台に立ってもおかしくないくらいよくできる見事な人がびっしり詰まっていました。
先生よりカッコ良かったりする。

先生も本当に凄く上手かったですね。
流石だと思いました。
だけど こんな一流のダンサーが進みに進む振り付けを
初見でどんどんできるくらいなら こんなとこまで来るかって。
ひねくれてみたって仕方ない あーーーーあぁぁぁ

上手い人っていうのはみんな現役だし
この手の踊りは現役だから凄いのであって
それにこのダンスの確立からしたって そんなに古くないので
草分けの人だってまだ十分に現役なのです。

クラスのために仕事を犠牲にはしない。
アーティストは舞台が本望なのだから
主に落ち着いて教える事が出来るのは 仕事の無い冬。

冬のニューヨークなんて来るの嫌だ。

私が一番適性が無いと思ったのは
なまじ舞踊で体ができちゃっているので すぐびしっとした姿勢になっちゃうんだなぁ
あの だらーーーーっとするのが本当にできにくい。
やるわけないみたいな変なブラソやるし。
すぐくるんと手首回したくなるし 困ってしまいました。

だけどエアロビクスに飽きると これはいいと思います。
止まらないで一時間とかやると有酸素としてはとてもいい。

最後にはアマゾンでDVD買ってしまいましたよ。
これ、スペインにもって帰って冬にでもやろう....

結局、一人稽古なんですよね 私は。

世界の果てまで行っても
あの夢のような贅沢な
素人です 趣味です おせーて というのが無い。
一人でせっせと勉強するっていうスタイルしかないんだな。

ヒップホップは 失敗でしたね。
ニューヨークだったからいけなかった。
なんでも本場に行けばいいかというと こういうこともある
人生、思ったとおりのわけが無い、の旅でしたね。

では 知り得たヒップホップの種類について またね~~~~~


●2009年09月29日(火)

ヒップホップの本場へ、いざ!!! の巻き1


何でも始めると本格派でないと我慢できない私は
セビージャのだっっっさいヒップホップのクラスでうんざりしてしまった。

なんか一人でやった方がマシというくらいだったので
また一人稽古かーーーーーーホントいつも一人だなぁ
嫌気が差してしまいました。

一人でムーンウォークとか
アースウォークとか
グライディングとか 全部技術調べて統計して
真面目に一人でやってもみたりしているうちに
フラメンコでもこうだったなぁという思い出がダブル。

独学っていうのは専門家になれば仕方がないけど
趣味でやるんだからどっかに習いに行きたい
だらだら先生に教えてもらうのだけに専念して
工夫とかそんなのやりたくない


つまりみんなが私に習うみたいに へへへ
楽してぼうっと
クラスでなんか教えられるまで突っ立っているという
あれ。あれがやりたい!!

月謝だけ払って餌くれるまで待つ あれ。 
是非あれを!!
やらせてくれーーーーーあの当たり前の練習生 
一年生ってヤツを!!
金に糸目はつけねぇーーーーみたいな必死の叫び 爆

じゃあ仕方ねぇってんで アメリカだ ニューヨークだ
もうついでだからブロードウエイに行こうじゃないの
文句無いだろ これなら。....そんな経緯です はい。

一日目。
ぎっっっっっっしり詰まったスタジオにちょっと驚く。

凄い人だなぁ ひーふーーみーーー30人まで数えたら先生が
登場。
いかにも!のファッション。
白人の男性でマイケル・ジャクソンの振り付けを担当していたという経歴は次の日に知る。

後で考えてみると 有名な先生なので人がひしめいていたわけです

ビギナークラスなのに あれ あれ! あれれ!!??

初心者なんて一人も居ないのですよ こんなに大勢の中で
多分私だけ。

振り付けがどんどん進む。

もしもこれを私が自分の生徒にやったら上級生でも翌日止めるだろうってくらいの進みようです。
一回くらいしかやってくれないで
次に行く。
進んだら 今日はここまでってとこで止まるのかなと思いきや、
一時間半のレッスンの一時間15分まで進みに進む。

もう 消化不良なんてもんじゃないです
気分が悪くなるくらい。

他の人はプロじゃないの?というくらいにばりばり出来てしまう人ばかりなので 
進んでくれないと嫌だって顔して喜々としてる。
あれは趣味でやっている人ではないですね 第一朝の10時に仕事にも行かないで何してる?
プロだな やっぱり、アマチュアの動きではなかったもの。

というわけで 進みに進んで一曲上げてしまうんです。
こっちは もう見た事も無い体の使い方で 振り付けで
変なブラソで早くて おたおたです。
先生は勿論傍に来て教えてくれたりなんかしない。

いやーーーーー何ていうか....
明日は引き締まって行こう!みたいな惨敗。
一曲終わっちゃうって凄いですよ。
何がビギナークラスなもんか!!

毎日クラスを取っているので明日もキツイだろうけど
ま 繰り返すうちに取れるだろう 焦っちゃいけない
なだめる事しきり。

翌日。
昨日の先生が来ない。あれ?と思っていると精悍そうな黒人の先生が現れて 全然別の流儀 別のジャンルって感じのレッスン。
これが又 法律で決まっているのか?というくらいに一時間20分くらいまで進みに進む。
またもや生徒はプロみたいなのばかり。
顔ぶれが昨日と少し違う。
違う曲 違うスタイルのクラスで一曲ほとんど終わる。

.....かくしてこのように一週間が過ぎて分かったのです。
クラスは一期一会。

二度と繰り返さない 毎日一曲。
毎日別のスタイル、
毎日違うダンサーだと。

誰も基本なんか教えてくれないのです。
これは 思っていたのと違う!

いつも驚きたい私は 驚くには驚きましたね、とにかくは。

続く....
................................緊急ニュース

是非、ご覧下さい
1/2【村田春樹】ついに動き出した外国人地方参政権−国体破壊の第一歩
You Tubeに出ています 七分で良く分かります。これ通ると日本は
大変なことになります。

http://www.youtube.com/watch?v=hPMVRWxF0io&feature=youtube_gdata







●2009年09月28日(月)

メルマガ開始!

随分前から読者の誰彼からともなく
多分割合大勢の人からぽろぽろと要望があったメルマガに気づく。

ああ、そうだった 言われてたっけ!と。
会社からオーレが見れない
家に帰ると遅くてもう嫌、みたいな忙しい人達が
携帯サイトやって欲しいなという声があったのだけど
それがどういうのか あんまり無関心でいた。
あんな狭いところで何か読みたいのかな
なんておっとり構えちゃっていたのだけど
携帯だとちょろちょろっと何かの拍子で見れるのだそうだ。
だからやって欲しいですぅ...

プログラマーからも何回も言われていた気がする。
どうしてちゃんと受け止めなかったのかな と不思議だ。
このHPも結構私には使い勝手が良くなかったりしている。
一新したい気分。

ここで政治と歴史のブログが舞踊と交錯するのもうっとおしいし
いっそのこと 日本近代史のブログを別建てでリンクしたいかなと思っていたところだ。

それからスペイン発不定期便みたいな
スペインの香りがうんとするようなものをほぼデイリーで
携帯に送るっていう風にしたい。
見ると元気が出るような。スペインの風が
オフィスの狭間にいても感じられて幸せになるような
そんな短い発信を 昔みたいに嬉々としてやりたい。

そうか、HPのデザインが使いにくかったんだなと思う。
読む人も苦労かもしれない。

メルマガ登録っていうのが数週間でできるようになると思うのだけど、そうしたら是非皆さん奮ってご登録下さい ♪

あと ずっと長い事どういう風にしたらいいのか分からなかったのだけど 読者からヒントが送られて ああ なんだというような
簡単なことだったけれど これも別建てのメルマガで
ずっしりと重みのある スペイン舞踊史とか フラメンコ史
技術指導とか うんと専門的な物をしっかり書きたいと思っています。
製本とか出版とかにすると保管場所にも苦労するし
郵送その他の事務も結構大変だから どうしたものかなと思って
手付かずのままでしたが メルマガにすればいいのでは!?と
言われて見て初めて 
あら ホントだ!と気づく とろさ加減。
これはしっかりとした執筆が必要だし 毎日上がる様な
ものではないからウイークリーとかで確実にためになるような
そういうサポートがしたいと意欲を燃やしています。

なるほどね 皆さんのアイディアを受け容れると
こんな素敵なことができるんだ とわくわくしています。

とにかくには 1929年のイベロ・アメリカ万国博の時の
メキシコ館に沢山の人が私の講義を聴きに来るので
10月6日を過ぎないと何もできませんが
間もなく100万人アクセスになるオーレも
節目を迎えてリニューアルになるかも知れません。

私としては100万人のキリ番当たった人に何かプレゼントがしたいくらいなのだけど どうやって証明するんでしょうか。

このサイトの引越しで二回くらいカウンターが止まってゼロから始めたりしているので本当にはとっくの昔に100万人は過ぎているのです。

でも、今のカウンターでキリ番に到達した ある日の誰か
是非、お申し出下さいね。

久々に楽しい企画で頭がいっぱいになる私です。
ここもごった煮のお鍋みたいになりましたが
年内かお正月くらいには 使い勝手も良くなって
爽やかで楽しい携帯メルマガも届くかもです。

それでは皆さん、良い一日を。







●2009年09月26日(土)

ニューヨーク、ダンス事情

何回も書いていますが
ニューヨークで一番ショックだったのは
マンハッタンの真ん中に立っても
タイムススクエアーに行っても
ティファニーやカルティエの並ぶ有名な五番街に行っても
ちっとも感激しないし 驚かないことでした。

これは私は意識しなかったのですが
娘が なんだ、あんなに映画やテレビで見ている街なのに
そこに立ってもちっとも印象に強く訴えて来ない
No me impresiona nada !
と言ったことです。

これぞニューヨーク!というどこを歩いても 新宿や銀座の通りの方がずうっときれいで清潔で面白い。

驚きたかったのかも知れない私達は 山と積まれた大通りのゴミや
地下鉄の凄まじさには驚いても あとのことでは積極的にびっくりすることは無かったのです。

スペインの五倍も八倍もする日用食品の高さ、
水やその他基本的な物の高さにショックでした。

それなのにダンスのレッスンだけはこの物価にスライドして安い。
ということは教師は生きていけない、ていうことではないのか??

ブロードウェイの名だたるスタジオで フラメンコ、教えてみたら?と言って貰ったのは嬉しかったけれど
この物価で この暮らしぶりで生きるのは 私には辛いと思いました。
ああ、スペインが懐かしい....
日本は安全で清潔だ...
そういうディスカバーをくっきりとしました。

子供の頃から見るものと言ったらアメリカ映画ばかりで
随分何でも知っているつもりだったけれど、
この地にちゃんと立ってみて、食べて、住んで、移動してみると、全然違うのです。
これは本当にいい人生の勉強をさせてもらったと思いました。

とあるマンハッタンの超有名ダンススタジオ
歴史と教授陣の充実で知られたスタジオだけれど
たまたま二つあるフラメンコクラスの一つをガラスドア越しに見かけました。

講師の女性はとても流暢な英語を話すので二世かなと推察。
ラテン系の風貌は スペイン人ではなくて違うラテン諸国と言う印象がしました。
足の訓練を始めるところで その基本姿勢と心得を生徒に説明しているところで 聞き耳立てた次第です。

流暢に話しているけれど かなりの説得力のある話しぶりとは対象に、ちょっ、ちょっと待った!!と言いたい私でした。

サパテアードを踏むときは 腰を締めて、中に入れて、そうして落としてやります、と言った。

つまり、クラシックバレエと同じようにぺルビーを入れてお尻を締めてやれと言うのですよ。

フラメンコっていうのは 民族舞踊なので
でっちり はと胸のスペイン人がその体型のままでやりやすいように出来ている。

バレエみたいにメソドをいじくり回して研究して
究極の解剖論というか 
こうやらないとアンデオールにならないっていう、
そういうものとは対極にあります。

腰なんか締めない。勿論アンデオールにすめるために腰を入れない
だってアンデオールで足は踏まないのだから 当然でしょう?

更にこんな締め締め状態で 甲冑で固めたみたいな姿勢でもまだ足りなくて腰、落とせって?
ヘルニアになるぞ。

とんでもないこと言ってるなぁ と呆れる。
生徒は従順に従っている。
いやーーーー、大変だ。

ところがです、この先生が説明しながらそのように腰を落とすと
非常にまことしやかに聞こえる。

なんていうか奥義に触れたって気持ちにさせる。
これ、この威厳、見習ってもいいかなと反省する軽い私。

商売は上手く行くだろうけど これ、数ヶ月やったら腰もだけど
膝に負担が来るんじゃない?
人の事だって心配だ。

もっとクラスを見ようかと思ったけれど
どすん どすんと振り下ろす生徒達を見かねて
辛い気持ちで犯罪者のようにその場を離れる私でした。

知ってて見殺しの犯罪者。
そんな後ろめたい気持ち。

2時間ぐらいして 待合室のベンチで 日本人の女性と知り合いになった。
聞くほどにさっきのフラメンコクラスに
今日から初参加なんだと知る。
思わず、あなたは膝にも腰にも持病は無いですね?と聞いてしまう私に、ちょっと目を丸くして
「あら、どうして分かりました?」なんて無邪気に聞き返す。

一瞬、どうしようかなと思ったけれど腰痛と膝に故障が有る人なら益々あの先生は駄目だ。

かくかくしかじかと 私は同国人のよしみで伝える。
驚く相手。

せっかく一念発起して始めたのに気の毒だけれど
もう一つあるクラスを見学してみたら?と別の先生を推薦。
確かこちらはスペイン人で しかもフラメンコよりはスパニッシュバレエ出身だったように履歴を記憶していたので、無難ではないかなと思う。
お稽古では腰を高く引き上げて、と教えると思うので それだったらオーケー。これを合格不合格の点として覚えておいて下さいね、とアドバイスした。

あるいは 趣味で週に一度しか行かないのなら
先生が腰を落とせと言ってもやらなければいい。

どうせ大勢いて そうは目が行き届かないから
言われたら はい、と言ってやらない。

初心者は何もかもできない事だらけだから
先生は厳しくしつこく仕込もうとはしない筈だから。
これで他の基本を習って暫く動けるまでやってみるというのも
自分さえ気をつけていれば 出来ないことではないのです。

その教室、その時間、その曜日しか都合が良くないという
初心者は そのようにしていいところだけとりあえず取ってやることもできます。

......しかし なぁ...という気持ちを新たにしたニューヨークのフラメンコクラスでした。

お気をつけて! そんな気持ちです。






●2009年09月23日(水)

大島紬

やれやれ....調子出てきたところで
私が四苦八苦したヒップホップのクラスとか
ぎょえーーーーっとのけぞったNYのフラメンコクラスとか
一気に書いちゃおうかと思っていたら
もうあとちょっと、来月始めにここセビージャで講演しなくちゃいけないことを思い出してしまいました。
公演でなくて 講演 あはは....

日本文化の研究家と 興味を持つ人達の前で
日本の織物についての講演をすることになっていたのです。

これはかなり真面目で 学者もいっぱい来る文化交流の催しで
正式名称は 随分と長くて恐れ多いものです。
国から講演料が出るという、公演でなくてギャラをいただくのは
二回目くらいでしょうか。

しかも自分の大好きな着物の話でなんて...
西陣の歴史から入るとおおごとになるので
今回は紬にハイライトを当てようと思うのですが
そうなると奄美大島の地質とか風土まで言及したくなってしまう。
でもって自分は全然行ったこともないのだ。


今、大島紬とか 日本の正装の決まりとか
紋についてとか ざあっとおさらいしたところです。
これからスペイン語に置き換え。

10月6日水曜日 夜七時、間に合うだろうか。

明日から必死に翻訳だ。訳語が無いのも沢山あるし
テーチ木のタンニン酸と泥の鉄分が反応して、独特の深みのある黒色に染まる。
なんていうのを説明すると おーーーーーっと喜ぶのではないかと 
着物も持って行こう、帯も触らせてあげたい
なんて考えていると 本当にこんな短期間で準備できるのかしらんと心配。

泥染めの過程も写真で見せたいナァ
友禅の風景とか
江戸小紋の彫とか

家紋の一覧とか
切がないのです。

挙句にやっばり自分も和服で行くべきだと
友人が言う。
高価な数々の着物を車に積んで
自分も二時間前から髪と着付けして
どうやって運転して行く?
あーーーーめんどくさい。

けれどもやっぱりここは和服で行かないでどうする?
本物の日本人なんだからさ、て感じですよね。

もう一年くらい前から依頼されていて
夏前にも言われていて こないだついにリマインダー電話がかかってきて おお、まずい!
何にも準備していないぞ、てな具合です。

あの美術専門家、日本美術の大家であらせられる
イエズス会のグテイエレス神父様もいらっしゃると言う。
ふえーーーーー大変だ!!
この方の日本文化の造詣の深いのなんのと行ったら
相当なものです。どうか私の話に来ないで!て感じ。笑

セビリア大学だけでなくてマドリーなどの大学からも
教授たちが会するらしいです。

そんなわけで 明日からちょっと又和風にスリップです。

何着て行くのが一番いいのかなぁ。
いっそ留袖かしらん。辛気臭いな。
派手な訪問着でしょうか。

お太鼓が嫌いな私は 最近袋帯を半巾にしてしまって
好き勝手な存在しないような帯結びして平気で闊歩しているのですが。

二重太鼓って 見れば見るほどカッコ悪い。
元禄時代みたいにただぐるぐる巻いて好きなところで垂らしていた帯が復活すればいいのにと思う。
そうしたら着物を着るのがうんと早くて楽になる。

何が嫌いって帯揚げ、帯締め、帯枕でひもだらけになること。
最低なのが帯枕の苦しさです。だから枕しないことに決めてしまったのでした。ごたごたいろんなものを上下につけない。
帯だけすっきり。

日本だときっと装道とか色んな専門家や通っているお弟子に見咎められるのでしょうが ここなら好き勝手。
何しろ スペイン人はうちの娘までお太鼓はセンス悪いって
さんざんに言うので それ以外の帯結びでないと劣等感感じてしまう私です。
やの字って結構好きなのですが あれで訪問着というのもいないですよね。ま、片流し程度かな。

やれやれ、明日から猛然と頑張らないと。
暫くお勉強系のスペイン語やっていないし、苦労するかもです

では皆さん、今日の一言。
民主党が戸籍を廃止する委員会を作りましたとさ。
これを報じたのは日経だだ一紙だけですと。

国籍法、外国人参政権、人権擁護法案と来て 日本から戸籍を無くす。誰のための国にするのか はっきりしていますね。
戸籍なくすと自分の出自を隠して日本に侵入する特定国のスパイとかが大いに動きやすくなるらしいです。

さすがの日本人も戸籍無くすと報じれば 反対の大声が挙がるだろうから 闇法案として通してしまうつもりなのでしょう。
新聞もテレビも報じないけれど 確実に日本割譲に動いていますから気をつけて下さい。是非。

思い過ごしではないですよ 
日経にちーーーーーさく出てました。このようにして切り刻まれて大衆が気付いた時には もう遅い、その図式が着々と闇で進んでいます。
調べれば 本当だとすぐに分かりますよ。

日本を心から愛してやまない私としては、お知らせしておきます。





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