●2001年11月19日(月)
【BAILE FLAMENCO VOLUMEN II NIVEL MEDIO】
朝、目覚めてみると、感じのいいフラメンコが階下から聞こえて来る。 はて、歌い手は誰だろう....? 答えは意外!マノーロ・セビージャだと言うのだ。 ほう!マノーロ・セビージャか! 私はこの人と随分仕事をした。アントニオ・ガデス舞踊団で長らく活躍した素晴らしいカンタオールだ。 映画カルメンでは、おどけた愛嬌者の役で大活躍している。 踊りの事は熟知している。それもその筈、もともとは踊り手だったのだ。 ところで、問題の音楽の根源たるCD。 OFS社の新発売の録音だそうだ。 「え!?日本でも出ている?」 なんか、不親切で要領を得ない返事をですね、根掘り葉掘りしてやっと得たところによると、1週間くらい前から出ているらしいですよ。 これ、素晴らしいです。 今手元にジャケットあるのでお知らせします。 BAILE FLAMENCO VOLUMEN II NIVEL MEDIO Con el maestro Jose Galvan です。ソロ・コンパス・シリーズの中級、初級用のバージョンで、かわいい女の子達が踊っているイラストでボリュームIは既に出ていますよね? あれの第二弾で、 なんとバンベーラス、タンゴ、ソロンゴ・ヒターノ、ロンデ―ニャなんて、幻のフラメンコナンバーが入っています。 是非、是非。 私の生徒はこれ、必携だな。ソロンゴなんてそのうちやろうと思っていたし、バンベーラスはこの間仕上げたばっかりで、ちょうど渡りに舟です。 だいたい、カーニャ、タラント、マルティネ―テ、ガロティンも、既存のソロコンパスのものより少しアップテンポで、また違ったお味、という種類に出来ているので、きっと使いやすいです。 8曲も入っていてお得かも。 別に録音スタジオの回し者ではないですが。 情報、1週間も前にですね、日本で出ているのにナンにも知らせてくれないしね、ここの社長ときたら。 (君塚さん、このマルティネ―テ、クラスでやるので是非録音しておいて下さい...バンベーラスも。なんて時間も迫っているしここで連絡してしまう) さて、どこに出荷したのかしらん.....プリメーラかなぁ、チャコットか....アク―スティカか...パセオっていう線もあるかもしれませんね。 聞くの嫌なの、うるさがるから。 これ、スペイン人の夫だったらきっと日本でクラス用に、と何枚か持たせてくれると思うのですが、こういうところが違いますねェ...感心してしまうらいにぶっきら棒です。 まるで売るのをよそうと心に決めているみたいに。 しかし、こんななのにこの夏にはみんなの歌伴奏のためにわざわざスタジオにギター携えて来てくれたのだから、大した快挙だったと思いませんか? この人の大ファンのトヨシ氏が知ったら嫉妬するかもです。 (あの日に限って、あなた、クラス取っていないんだもの....) うちの発表会の時に日本に居あわせていて、お願いだからギャラをいっぱい払うから、ハイヤーでもなんでも差し向けるから、と懇願しても「嫌だ、めんどくさい」と言って相手にしてくれないんですからね。鷺沼スタジオにギター付きで来てくれた時は、後光が射して見えてしまったくらいだ。 うーーーむ、マノーロ・セビージャって手があったか。 今度この人、日本に連れて行ってなんかやりましょう? このCDで振り付けて、このカンタオールを仕上げに連れて行くって、勉強になるし、楽しくないですか? 全国規模で勉強会がやれたらいいのにね。地方の人達のためにも。 誰か地方をまとめてくれると楽しい事がいっぱいできるんだけどな。 一人づつでばらばらしていないで、工夫してみて欲しい。
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