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2003年11月のセビリア発信・つれづれ草
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●2003年11月28日(金)

賭けてみる?

振り付けのせいで脚があざだらけになってしまった。
子供が見てびっくりしている。
クラブなんかで着替えの時に人に見られたら、どういう夫がいるのだろうと思われかねない。

しかし....コンパスが難しい。
今度の振り付けは結構苦労しそうだ。

私は人の振りをそのままやったことがないし、相手はかなり厳格に振りを決めようとする。

こうしましょうよ、と言っても本当にどうでもいいような所で信じられないくらいに頑固だ。
上体とか回転なんか勝手にさせて欲しいと思うのに、いや、それはダメ、こうしよう!!!と言う。
アンタ、女の振りにまで口出しする気?
と驚いたが、どこまでも掘り下げるのだ。

なんだか可笑しくなってしまって言うこと聞いてもいいかな、と言う気分になってしまった。

ここは、こうやるのと、こうとでは全然違うよ、て拘るのだ。
右から踏み出すと(まだいい加減に仮縫いの段階だから適当にやっていると、床にかがみこんで私の足先の方向を直したりする)えーーー?、まめまめしい!
こんな人初めて!

ちょっと笑いたい気分になるのだけど、にやっとすると怒る。
もしもずっとこのままだったら私は最後には脱帽してもいいかな、て言う気持ちになりかかっている。
今日は来るなりはっきりさせたいことがあるんだけど、と真剣なのでなんかお金のことかな、て構えてしまった。
そうしたら昨日の私のアイディアが彼にはとても衝撃で、一日考え抜いて来たみたいなのだ。
構成について色々意見をいっぱい出した。
夜もずっと考えていたのかも知れない。
意外!

私の家は郊外にあるし、ガソリン代だけでも受け取って欲しいのに、こんなに振り付けに関与して稽古に一銭ももらいたくないと言うのだ。
他の人に振り付けるといくら取るか、私は彼の値段は知っている。

私はもともと自分のパートは何も振付けて欲しくないのだけれど、この難しいコンパスは習う価値があると思うし、一緒に仕事をするようになると勉強になることもいっぱいありそうだな、と認める気持ちになってきている。
デュオパートなんか本当に私は生まれて初めてのことだ。
いつもソロばっかり。
くっくっく....こんなに長く踊ってきてデュオが一度もないっていうのも可笑しい。
いや、あるか。
でもこういう難しいのはないな。彼との足が、必ず問答になっていて緊張する。

なんと今日は歌詞まで作詞してしまった。
私も下の句を作った。フラメンコの在来の歌詞にしないでずっとテーマを貫く事になるかもしれない。

私が日本で仕事がしにくいのは、こういう点にもある。
日本は共演のバックアーティストが私にお金を請求する。
共演なのに私だけが一方的に稽古の時間数をたがえずに全額払わないといけない。そういうシステムなのだから仕方ないとどんなに思おうとしても、どうしても慣れることができない。

スペインでは共演者との練習に私はお金を払ったことがない。
相手がどんなに輝かしい芸歴のアーティストでもだ。

その上、のぞが乾いた?食事した?コーヒーいる?とみんなで気遣ってくれるのはいつもの事だ。
仕事に行けば荷物なんかみんな運んでくれるし、家まで送ってくれるし、とにかく仲間だっていう意識で仕事ができる。
舞台の上ではいつ私が出すかも知れないサインに緊張していてくれるし。
一流の男性陣が真剣になって八個以上の目でがしっと見ていてくれるとやっぱり熱が入るし
お互いの空間に電流が流れる。

何かを作ろうっていうそういう気持ちと、相手に対する芸の信頼関係はやっぱりここでないと築きにくい。私は日本のフラメンコの慣習の中に身を置くと異邦人の気分にふさぐけれど、ここだと本当に自分のグラウンドだな、と安心する。
とにかく今日は、
もっといっぱい苦労して踊りを磨きたいな、と思った。
君はコロカシォンが美しいよね、と褒めてもらった。けれどもたちどころに欠点も指摘されてしまった。うーーーーーむぅ、かなりの使い手だな、嬉しくなった。
本当に最後まで、この人はこうだろうか。
誰かと賭けたい気分だ。
豹変する方に賭ける人、いますか? 私の他に....(爆)


●2003年11月26日(水)

加速度

もうすぐ踊らないといけないので、今日は共演者と打ち合わせた。
この男性は元1500メートル走のチャンピォンで、
足がものすごく強くて、うちの稽古場の樫の木が台無しになるので
夕べリノリユームを八メートルも買って来たくらいだ。これを上から敷く。

朝ごはんの前に家に寄って、照明と舞台の配置、曲順とテーマ、プログラムの最後の曲の速度は♪250くらい?
こんなのやる?こう来たら、私はこう出る、ていう、この全部の打ち合わせまで30分で終わる。
本当に一流の使い手は話しが早いと思う。
嬉しくなってしまった。
いっちょ上がりだ。

「ここでこういう照明が来るからこう引き継ごうと思うの」、そう言うと
はっきりと私と同じ絵が彼には見える。
一秒で次の場面の話に移れる。
二人の距離が縮んだ気がする。
一緒にやれる器だな、て認識できた感じだ。

ギタリストがカデイス県の人なので始めから一緒に見ることができない。
私にはギタリストっていうのは始めは邪魔者でしかない。
自分の方のテーマがはっきりして、足や速度もくっきりとデッサンが終わるまで来て欲しくない。
ギタリストもカンタオールもこっちが試行錯誤の時にいっぱい口出しするので面倒なのだ。
あっと気がつくと彼らのせいで全然違う、やりたくない物になってしまうからだ。

バイラオールはソロコンパスの威力に感動していた。

いつまでも疲れずに、文句も口出しもしないでこっちの欲しいリズムを延々と刻んでくれる。
私達のデッサンの木炭になってくれる。
本当に有難いことだと思う。
このCDは素晴らしい!!
プロデューサーに栄光あれ。本人には言いたくないが。

私の今度のテーマはとてもいいと思う(自画自賛よ、いいでしょう?身内の話なんだから)
感動的なテーマで、思いつく限り、まだ誰も取り上げていない。
バイラオールはちょっとびっくりしていた。

「いゃあ、そうかぁ.......僕にも手伝わせてくれない?君の方の構成。」
警戒の態度がうっかり出て相手はひるむ。
「その.......、邪魔しない程度に最初の部分でいいからさ。いつ振付ける?」
「明日?午後の二時間しか空けられないな。遅刻しないでね」
「僕は約束は絶対に守るよ」

本当かなぁ.......いっつも遅刻して来る人って印象があるのは、じゃ、何で?

最後のとどめの曲から練習に入ると言うと相手は驚いていた。
あなたを信用していないからよ。これさえ出来ていれば、後は気を揉まないで済むもの。
そうなの、後はね、舞台の上でいきなり即興になったっていいくらいなんだ。

気を悪くもせず、うん、分かった、て帰って行った。めでたし。
よぉし、今日からがんがん飛ばすぞ!!!




●2003年11月20日(木)

朝帰りだぜ、ベイブ


今夜は八時半から県をまたがるドライブを開始して
夜の11:00から始まるコンサートを見て、
そのアーティスト達と夜中の一時過ぎから仕事の打ち合わせを始めないといけない。
それから帰宅はどう甘く見ても午前様の4時という感じだ。

おお、ぞっとするぜ。

翌日の金曜は使い物にならない一日だろう。
稽古の調子がまた狂う。
金曜の晩はOFSが新しく発売するCDの発表で、音楽評論家や記者や大勢のゲストを招いての
なんていうのでしたっけ?こういうの、レセプション?発売記者会見?日本でなんていうのでしたっけ?
とにかくそれをやる。
二晩続けてパーティに出ると週末も稽古リズム狂うな。
棄権しようか。

スペインの仕事って本当にきつい。夜中の午前様の、ていうのが当然なのだ。
ベツカムは奥さんのビクトリアとパーティに出るたびに監督からお目玉というくらいだから、スポーツと夜系のアーティストの生活は同居できない。
体調が狂ってしまうからだ。

フラメンコのアーティストは九時間くらいかかろうと自分の車でどこまでも移動するのが常識だ。
電車も、できれば飛行機も避けたい人ばかりだ。
日本のように電車が普通だと分かりにくいかも知れないが、いつでも全部積んで
どこにでもドアまで着けないと安心できない。
衣装や楽器とともに移動したい。
終わった時間に関わらずさっさと又好きなように帰りたい。家のドアまで。

へスース・エレディアにしてもチャノ・ロバートにしても
70歳だの80歳だのを目前にして、よくこういう午前様系の仕事ができるものだと感心してしまう。

私は昔から睡眠の時間帯を換えるということができにくい。
午前2時に出番なんていうと、もう、どうでもいい、というくらいに元気が出なくてとても困った。
昔、コルドバのグラン・テアトロでマリオ・マジャやフラメンコ界の大物が最前列に座っていたフエスティバルで
出番が真打級の2時だったか3時で、本当にやけっぱちになってしまった事があった。
でも最善を尽くしてまあまあの出来だった、と言いたいところだが、ろくでもない出来だった。
これ、本当。
現実ってアメリカ映画みたいにめでたく終わらないのだ。
集中力散漫になり、ライトを浴びた途端に
「まずい!今日はダメだ!」と思い、その通りだった。
カンがいいって言うのは本当だ。
うん、これだけは自慢できる。

さてと...今日のフアツションはと、シャキラみたいなポップ系で行かないとね。クラシックコンサートじゃないんだしなるったけカッコ良くしていかないと。どんなに眠くなろうとも(爆)

●2003年11月16日(日)

発表会

来年末に発表会を予定している。
どんなに参加が自由だとうたっても不参加の人はみんながウキウキし出すと
疎外感を克服できず、発表会後はめざましく上達した仲間の姿に打ちのめされて
ダブルショックをやり過ごせないで退会してしまう。
こういう人が毎回10人くらいは出る。

一旦申し込んでからあのお金を返して欲しいというのも二人はいる。
成人式を何年も前に終えていても、親を出したり変な男性を出したりしてなんとしても返させようとする。
私は現場から報告が来ると気負けしてしまって返してしまえと言うのだけど
事務局はそんないい加減な事はできないと言って戦かわないでいい戦いをする。
発表会がらみで、どんなに懇切な諸注意を貼り紙しても、必ず一人二人と信じられないような人は
いるもので、あまりの程度の低さにみんなが打撃を受ける。

私は誰よりも先に退会したくなる。
だから本当に発表会はやりたくない。
またどんな変なのが出てくるかと思うとぞっとしてしまうのだ。他所だって多かれ少なかれこんなものだろう。
なんで出ても出なくてもいい、と言っておいてこういうごたごたが必ず起きるだろう?
最近は体験レッスンでおかしいと思うような人には、
絶対に入会してもらわないように、というお触れを出しているくらいだ。
普通の良識のある人にしか近づいて欲しくない。

お金がない、お金がないと何かにつけて言い続ける人も近づかない方が無難だ。
踊りは無駄な物なのだから、そういう経済観念の人は違う世界に行くものだ。

衣装はタダではない。舞台監督はタダではない。劇場は公共の物でも相当かかる。
人の貧乏にこれらの人は何も手を貸してくれない。かかるものはかかるのだから何ともできない。

今の日本で本当に食うや食わずの人が戦後の日本のように居るとは思えない。
貧しい家庭で弟妹を養いつつ苦労している健気な姉がいるとも思えない。
輝くばかりの舞踊天才の子供を抱えているのに、貧しくて踊りが習わせられない、という家庭の人が私の所に
居るとは聞いていない。
これが私の間違いで、本当に天分があるのに家庭環境が許さないのだったら相談してくれれば
どんなにしても力になろうと思う。申し出てください。
それ以外の人は黙って自分で判断して欲しいと思う。
夫のボーナスが今年はなかった、などという立ち入った話はして欲しくないのだ。

突然離婚して所得がなくなった、苦しい。だから子供は退会させる、という場合は
相談してくれれば力になりたいと思う。子供の楽しみがこういう辛い環境で途絶えるのは悲しい。

子供クラスはもうずっと発表会をしていない。
確か一回しか出させていない。
そろそろの声が上がっているので私は憂鬱だ。
子供は大好きなのだが、父兄が苦手だ。
そんなぁ、世の中にはずいぶんちゃんとした人も居ますよ、て抗議されそうだが、かなりおかしい人に良く当たる。
すごく変な人の伴侶はもっと変だったりする。掃き溜めに鶴みたいに子供だけがすごくかわいかったりする。
ワンパッケージ売りなので、鶴だけもらう訳にはいかない。
この恐怖症が私は未だに克服できない。

ああ、憂鬱だな、発表会....
来年は忙しいからやめよう?と言ったら何にも忙しくないやれる!と言い返されてしまった私です。
じゃ、変な事が何もない新記録を打ち立ててくれないだろうか。話の種に.....

●2003年11月15日(土)

つれづれなるままに....

信じられないみたいだけれど、私が自分のHPで誰かスペイン人アーティストの話をすると
二、三日のうちにそのアーティストに日本から出演交渉が来ると最近立て続けに本人達から言われている。
本当だろうか。
にわかには信じがたい。
私のHPのつれづれなんかをマメにチェックしていて閃くなんてことがあるのだろうか。

昨日だれそれに会った、とても素晴らしいこんな芸風だ。
今度共演したいかも、て言うと、その人に日本から電話がかかる?

なんだか嫌なのでもうこれはと言う人の名前は試しに伏せておこうと思う。
少なくとも契約してしまうまでは。

最近本当に素晴らしい実力のアーティスト達と出会う。
新体操に付き合っていていつ?と思うかもしれないけれど
トレーニングがはねた夜遅くとかに。
はたまた合間を縫って体育館から飛んで行って。

夕べは近く共演する踊り手と打ち合わせ中に、
「ああーもう寝ちゃいそうだ、ここまで詰めたから
もういいでしょ?寝かせてもらうからね。明日六時起きなんだもの」
と言うと相手は奇声を発して
「そんな早くに何しようっての?」と言う。
娘が二人ともこれこれで、と言うとひえーー!!と驚いて今度新体操の訓練に見学に行かせて、と言う。
「いいわよ。感動すると思うな」、と答えた。
すると
「知ってる?僕ね、1500メートルでアンダルシアチャンピォンだったんだよ。もう踊りかスポーツかで岐路に立って
それであっちを思い切ったのさ」ですと。
道理で脚がものすごいと思った。ただならぬ筋力と俊足なのですよ。

しかし....笑ってしまった。
なんでこう、私の周りはこんなにチャンピォンばかりでかたまっているのかな。
先週、家のリフォームを頼んだらその大工が水泳で元セビリアチャンピォンだったって言うのだもの。
街を歩くとチャンピォンにぶつかるって感じだ。

私、13歳の時にロングジャンプで中野区一位。メッキの金メダル一個だけ。
この間物置から出て来たので子供に見せたら、あまりの貧弱さににやにやされてしまいました。
この記録見なさいよ、記録ぅーーー大したもんでしょ?え?跳んでみなさいよぉ、それならぁ。
益々にやにやされる始末。




●2003年11月12日(水)

 横浜校: 12/5・6・7・9・12
  鷺沼校: 12/ 13・14

  スタジオの場所はくれぐれもお間違いのないように!!


A テクニカ・超基本 (入門〜初級) 

一時間では全部盛り込めない大切な基本テクニカを
四時間に分けて丁寧にコツをつかみます。
点と点の羅列でしかないあなたの動きをどうやって一つの流れのある舞踊にするのか、リズム感とはどういう動きに出て来るものなのか、何が大切なのかをテーマ別にじっくり取り組んで日頃の疑問を晴らしましょう!

横浜校:12/612:00−13:00入門〜初級/テクニカ・超基本/曲の流れ
     12/712:00−13:00入門〜初級/テクニカ・超基本/足のコツと基本
鷺沼校:12/1313:00−14:00 全レベル/テクニカ・超基本/回転とブラソ、軸
     12/1415:00−16:00全レベル/テクニカ・超基本/リズム感

B ブレリア・タンゴ (入門〜初級、全レベル) 
  私の得意なブレリア・タンゴです。
フラメンコはこれに始まってこれに終わります。早くから接してフラメンコのなんたるかを少しでも早く身につけましょう!その日の様子と雰囲気をみて全部のクラスはそれぞれに違うものにします。
  

  ・横浜校:12/ 6 13:00−14:00
       12/ 7 13:00−14:00
  ・鷺沼校:12/13 14:00−15:00
       12/14 16:00−17:00


C ブレリア・タンゴ (中上級) 
  いい加減に踊れるようになろう、中上級生!!というスローガンを掲げて
挑戦です。全レベル、ブレリア・タンゴのBコースともにどのレベルに出てもその人をめざとく見つけて徹底的にレベル別で指導します。早く踊れるようになりましょう。

  ・横浜校:12/ 6 18:00−19:00
       12/ 7 18:00−17:00


D 振付バンベーラス (初級・前回受講者対象) 
  たったの二回です。都合つけて出て下さい。夏以来の復習もしてくださいね。

  ・横浜校:12/ 6 14:00−15:00
       12/ 7 14:00−15:00


E 振付ファルーカ (中上級) 
  女性でも踊られた曲です。粋な男装で踊る日を目指してもいいです。
乗馬姿のあでやかな女性版フアルーカも素敵です。今回初登場です。


  ・横浜校:12/ 6 17:00−18:00
       12/ 7 17:00−18:00


F 振付サンブラ (初級〜上級) 
 別名ダンサ・モーラです。四拍子で踊られる素晴らしくエキゾチックな曲です。
かつてローラ・フローレスが一世を風靡した有名な曲でその印象が強すぎるためにスペインでは滅多に挑戦する人がいません。今回初登場ですが、私の入魂の一大ヌメロでもあります、奮ってご参加ください。
巨匠サビ−カスのレコードを聴いておいてください


  ・鷺沼校:12/13 15:00−16:00
       12/14 17:00−18:00


G 今年のしめくくり総さらい(初級〜上級) 
初級〜上級今年の〆くくりテーマ/課題曲総さらい
何もかもきっちり

その題の通りに今年登場した集中全ヌメロとテクニカの総決算クラスです。
常設のクラスで繰り返したあれこれ、今年のテーマのあれこれを丁寧に解説。来年に向けてまず、きっちりさせておきましょう。奮ってご参加ください。
何は取らずともアカデミー生はこれだけは取ってください。


  ・鷺沼校:12/14 18:00−20:00


H フラメンコ・モデルノのマルカール(中上級) 
 最近とみにモダン化しているフラメンコですがその重要なポイントはマルカールにあります。アンティグオとは全く違うマルカールのスピードと切れに触れてみましょう

  ・横浜校:12/ 7 19:00−20:00


I フラメンコ・モデルノ(初級以上) 

成田から直行でスタジオに駆け込んでの第一弾のクラスです。
スペインから宵越しのアイレをそのままに始める情熱のクラスです。
私の来年のテーマをまず、ここで皆さんと共に。

  ・横浜校:12/ 5 20:30−22:00


J 友繁晶子による入門〜初級特別クラス 
 横浜が私抜きで開校になりました。よって遅ればせながら主任教授が自ら
入門と初級生に触れて指導しようと思います。
何年も横浜での集中レッスンを待ち望んでいた人達がいます。この機会にどうぞ。秋葉、鷺沼のこのレベルの生徒達も横浜スタジオ見学がてらに私のレッスンを受けてください。常設より早めに始まりますが
万障お繰り合わせください。

  ・横浜校:12/ 9 19:00−20:00


K スペイン最新テクニカ(初級以上) 

スペインでの最近のテクニカを中心に益々ボーダーレスになって行く
舞踊の傾向を体験して欲しいと思います。


  ・横浜校:12/ 9 20:00−21:30


L 上手く踊るための稽古法(1年以上) 
その名の通り、ずばりこれさえ真面目にやればこのくらいにはなれる、という稽古法の紹介です。早く私くらいになって欲しいです。まずはどうやって何を稽古するのかをくっきりと習いましょう!


  ・横浜校:12/12 20:00−21:30


M 個人レッスン 
  どこのスタジオで何時にするというのは基本的には受講者と私で決めたいと思います。地方からいらっしゃる方は、飛行機との兼ね合いもあったりします。第三希望まで出してお互いに最良の時間と場所を相談しましょう。

  ・月曜〜金曜(10回):申し込み用紙を申請してください。


N 特別ビデオ公開鑑賞会 

以下の場所とタイトルで3本のビデオを公開します。

・横浜校:12/ 6 15:00−17:00
友繁晶子93年リサイタルライブ(横浜新入生任意参加の事)
10年前の踊りです。私というアーティストの軌跡を見て欲しいと思います。
みんなの前に解剖してこの芸能の難しさと舞台のコツを医学生のようにして習って欲しいと思います。


 ・横浜校:12/7 15:00−17:00
友繁晶子1999年リサイタルライブ(横浜新入生任意参加の事)
私の99年の舞台を生徒や練習生の前で解剖してみんなの勉強の役に立てたいと思います。リズムのリードの仕方、成功と失敗、大切なそれらの経験とコツを教えたいと思います。


・鷺沼校:12/13 16:00−18:00
1981年第一回ビエナル秘蔵ライブ初公開
セビリア市の有名な二年に一回行われる一大フラメンコ・イベントのその、実に
第一回目の秘蔵ビデオです。
私はこの舞台裏に自由に出入りしてフラメンコ界の息吹を十分に感じて留学初期に大きな課題と体験を得ました。これがその後の舞踊に重大な影響力を持ちました。また、このビエナルは非常に問題がありました。そうした数々のお話も証人としてしたいと思います。


フラメンコ・オーレ年末パーティ
・鷺沼校:12/13 19:00−


思いっきり正装で参加するパーティです。
基本的にイブニングドレス、パーティ用の思い切ったドレスとメイク、ヘアで参加です、
それから発表会にしか着ていないフラメンコ衣装も勿論。靴は全員フラメンコシューズです。お忘れなく。

そのどれもない人は思いっきり工夫してパンクファッションという手もあります。
シックな黒いワンピースでもいいです。が、必ずうんと工夫すること。これも芸の修行の一つです。楽しく過ごす魔法の夜ですから目の周りにラメくらいはつけてきて下さい。
お勤め用のスーツだけは入場禁止です。
あんまり地味な人は入り口で金銀のラメを振りかけられるのでご注意ください。

アカデミーでは奨学制度としてスペイン留学を一人にプレゼントします。
これを楽しい抽選にするところが踊りのスタジオならではです。
他にスペイン、フランス製イブニングドレスや来年の発表会に着れるスペイン製衣装も
くじ引きに出します。当たったらすぐに着て見せるのが唯一の条件です。
お楽しみに!!!

前回あまりに人気だったので申し込みが遅れると後でどんなにしても
受付不可能かもしれません。お早めに!
  
  

●2003年11月10日(月)

スペイン風邪の威力衰えず、私ももう二週間も苦しんでいる。
発熱と激しい症状がなかなか取れないのが特徴だ。
仕方がないから明日はまた医者に行こうと思う。

一昨日私の共演者と打ち合わせていて聞いた話だが、彼も大舞台の当日に高熱でとても苦しんだと言っていた。いつかイニエスタ・コルテスもマドリーで錚々たるアーティストが見守る中、
高熱のためにコンパスも何もめちゃくちゃの踊りを踊って不名誉で死ぬ思いだったと語ったことがあった。
森下洋子さんも、大切な遠征先の外国で、しかも確かコンクールか何かの当日に高熱で
身動きもできなかったと書いていた事があった。仲間のダンサー達がそんな時には寝ていないで
舞台に備えて少し稽古しないと余計ダメだよ、とアドバイスしたという下りでは私は思わず身につまされた。
かくして森下さんは起き上がってレッスンするのだ。

高熱の時はバランスの物は本当にできない。
バレエや新体操の方がフラメンコよりはるかに過酷に違いない。

寝ていたってそんな日は魔法がかからないから治らない。
どうしたらいいのか、舞台だ。

そういう時はできない稽古を無理やりにして、出るだけなのだな、と理解している。

ここがプロの本当に血のにじむような辛い所だ。
最悪のコンディションで何千人、何百人の鑑識眼の前に立つ。
絶対に、平均点は取らないといけない。

それより何より、そういう肝が練れていないといけない。
何かが違うっていうのはつまりここなのだ。
順調な環境で仕事がよくできるというのは当然で、珍しくも何とも無い。
まさかというような環境で、揺ぎ無い仕事をきちっとやる、それがつまりはプロなのだろう。
踊りのプロは待ったなし、お休みなし、稽古して当たり前、しないヤツは死んじまえ、みたいな空気がある。
こんなのは改めて考えてもみなかったけれど、ずきずきする頭でぼうっと考えてみたりした。
私は、というと大きな重要な舞台の前というのは大抵がコンディションは最低だ。
練習というより色んな問題を引きずりながら、という事が多いものなのだ。
気持ち良く楽しくって責任は自分の踊りだけ、なんていうのは発表会レベルでプロの舞台ではない。共演者の問題や裏方のいろんな問題が一気に双肩にかかりつつ、踊りも踊らないといけないの?ていうのが本音かも知れない。
丸描きながら三角も描いて足で知恵の輪、顔は写真用ににっこり、なんていうのが実感かも知れない。その上に熱、というのは多分一度くらいしかない。捻挫と骨折というのがないだけ幸せなのかも知れないな、と思う。
命がけで取った役なのに捻挫してしまい、麻酔しながら舞台をやり過ごしたなんていう話は良く聞くからだ。
体にいいスポーツ、舞踊も、プロの世界になるとこんなに過酷だったりする。




●2003年11月07日(金)

真面目にお仕事

昨日はパーキングに失敗してセビージャを半周くらいしてしまった。
ここ数ヶ月の間に路上駐車がとても厳しく取りしまわれるようになった。
住みにくくなって来たものだ。

仕方がないので出来るところに停めて15分も歩いて色々な仕事を済ませて
みると、五つ星高級ホテル・コロンの前でへスース・エレディアに捕まった。
ちょうどコーヒーが飲みたかったのでこの伯父様にご馳走になりつつ、お仕事の話も色々してしまった。
先週、踊り手が必要で誰にしようか困ってて私の事なんか全然思いつきもしなかったから
カルメン・レデスマと契約してしまった。この次は君の事思い出すね、て言われてしまった。
ちゃんと顔を売っておかないとすぐに人は思い浮かべてくれないものなのだ。

そうこうしているうちに、車を停めた所までげんなりしながら歩いて行ったら
怪しい胡散臭い男性がたむろしていた。
おお、嫌だ!とそそくさと発進させようとしたら
その中の一人が素晴らしいギタリストで有名なMだと判明。
なあんだ、このヤク中毒みたいなヒッピーな連中はミュージシャンか!!!(どこが違う?)
車の窓ガラスを下げてMと挨拶を交わす。
「ねぇ、僕らとドイツツアー来ない?君ってフュージョン得意だよね!」
いきなりだ。
「いつ?」
「明後日から」
そんなぁ....風邪ひいて仕事が{おダンゴ山盛り}になっているのに明日パッキングして
ドイツなんかに飛べない。
これに懲りずに別の機会にもうちょっと前もって声かけて、とバイバイ。
なんか惜しいなぁ....

最後には長年の友、ホセアントニオに
「携帯教えて!!もう誰も君に連絡つかないって言ってるよ」
叱られてしまった。
そうでもないと思う。どうしてみんなして同じ時間ばかりにかけるのだろう。
別の時間帯だったらきっと捕まるのに。
携帯持っていても体育館だと全然聞こえない。
君のそれはお飾りだよね、と言われてしまった。

やれやれ...これ、全部で二時間内に起きた事。
セビージャって狭い。

http://www.flamencoole.com/

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