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★ フラメンコ感想まとめ by 笹岡先生 ★ |
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●タブラオ「エル・アレナル」 |
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舞台を観たとたんに、友繁先生がここでスターとしてずっと踊られていたのが目に浮かぶようでした。
今回の舞台ではスター格のバイラオーラはいないようでしたが、全体的にエレガントでグラシアに
あふれていました。そして、衣装がそれは凝ったものでした。
先生もしごかれた(?)という元ピラール・ロペス舞踊団のオーナーが健在で、隅の席に座ってしっかりと
舞台を見つめていらっしゃいました。こうしてその芸風がずっと守られているんだな感じました。
やはり一番好きなタブラオで、自分はこういうのを目指したいんだな、、、と再認識しました。
あのアイレが出せるように頑張るぞ!と気合いも入り、今回の研修の一番の収穫だったように思います。
先生、スリッパが飛んで来てもくじけないので、今後ともご指導お願いします(笑)!
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●レッスン「マヌエル・ベタンソ氏」 |
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マノロ・マリンのスタジオだった所でやっているというので知っていましたが、実際踊りは見た事がありませんでした。
モデルノでした。、、と言い切っていいのかは自信がないですが、少なくとも今回習った振りはそうでした。
身体の使い方や、アセントの取り方などが独特でした。今回教えて頂いた振りが「決める」事よりも
「抜く」事に重点を置いたもので、そこが特に勉強になりました。フラメンコでもバレエでも常々見て思うのは、
上手い踊り手は力の抜き具合が絶妙という事。緩急あるからこそ、踊りに表情が出てくるのだと思います。
分かってはいるのですが、実際やるのとはまた別の話、、、
「首から上にまだ力が入っているよ。」「ふーーっと、息を吐くように抜いてごらん。」と、色々とアドバイスをもらいましたが、
どうでしょう?少しはマスターできていればいいのですが。
「こういうフラメンコもあるんだな」と、踊ってみれたのは楽しく勉強になりました。
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●レッスン「ホセ・ガルバン氏」 |
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何ともフラメンコのアイレに富んでいて、踊っていて楽しい!(アレグリアスだし!!)
でも、難しい振りも複雑なエスコビージャも無いのですが、あそこの一振りのあの感じを出せない、、、目下研究中です。
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●ビエナル |
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実はセビージャでビエナルを観て、レッスンも受けて、フラメンコって面白い!これは真剣に取り組もうと思ったのです。
そんな事もあり、ビエナルには特別な想いというか、期待がある訳です。観たのはプログラムの一部ですが、今回観た中では
「Festival」のカンテと「パコ・デ・ルシア」のギターが最高に良かったです。バイレは期待が大きかった分感動まで至らず残念でした。
「ロペ・デ・ベガ劇場」で先頃の友繁先生の「〜鏡の向こうに、、Meditacion〜」公演を是非観てみたい!!と、思いました。
先生の公演後の一件で少なからず傷付いた一人としては、こんな事書くとまた外野から何だかんだと言われそうですが、
自分の師事する先生の踊りが好きじゃない生徒ってあり得ないですもの!本当にそう思ったので、胸を張って言わせて頂きます。
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