カーテン・ラインとは....
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このサイトの名前は舞台用語から来ています。
カーテンと来ればそれはもうまず始めに浮かぶのは、あの素敵な、アーティストにとっては至福のカーテン・コールですが「ライン」とは....?
聞き慣れない言葉だと思います。
これはプロ中のプロにしか使われない、舞台の人の言葉なのかも知れません。
カーテン・ラインは、劇場の重い緞帳(どんちょう)が降りる線を言います。
この線一つを境に、客席と舞台が分かれています。
聴衆とアーティスト
白と黒
「厳しい評論の耳目」と、「それに曝される運命」を分けている線
成功と失敗がかかった線
この緞帳の内側で、まさに自分の全てが問われる恐ろしい瞬間を待機する思いは、アーティストにとって他の何にも例えることができません。
この線の内側に居るという責任と重圧....
この線の外側で期待にわくわくするファンや聴衆....
一つの芸能が始まろうとする緊張と期待の瞬間が、カーテン・ラインにかかっています。 カーテン・コールがゴールなら、カーテン・ラインはいわばスタートなのです。 どういうスタートを切れるか.....
一枚の分厚い緞帳で仕切られた空間。あちら側とこちら側。
ここに様々な喜びと、葛藤とそしてドラマがあります。
これから皆さんと、このラインに至るまでのレッスン、このラインの内側で語り継がれた舞踊の歴史ドラマ、あらゆる角度からカーテンの内側を探索したいと思います。
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