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舞踊解剖学 〜スポーツ解剖学早分かり〜 |
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医学的な解剖学をここで詳細に披露すると名称が難しくて理解できないと思います。私もカワウソを解剖して見たわけでもないし(蘭学ことはじめギャグですってば!)、本や講義で習った事を羅列しても仕方ないので、この章はできる限り平易な文章と名称で、とにかく、分かりたい人のための早分かり、明瞭説明に徹します。 ・筋肉について ・筋肉トレーニング ・筋肉痛、怪我の手当て ・栄養と休養、ダイエット このようにお話を進めていきます。 1.筋肉について まず始めに、体にある筋肉は三つに分けられます。骨格筋・平滑筋・心筋 平滑筋=内臓の筋肉=腸や血管など。 心筋=心臓の筋肉 骨格筋=筋肉の大部分がこれで、この章で詳細するのはこの筋肉についてです。(これ以降、筋肉と言ったら骨格筋のことですからよろしく) この筋肉はなんと人体組織の40%にも達します。 約600もある骨格筋は、以下の二つに分けられます。つまり瞬発力と持久力をつかさどる筋肉です。 速筋=瞬発力。短距離やウエイトリフトなど激しいスポーツや舞踊の跳躍、フラメンコのサパテアードなどで使われる筋肉です。 筋トレなどで鍛える筋肉は主にこの筋肉で、鍛えるほどに隆々としてきますが、使われないと衰えてしまいます。 この筋肉のエネルギー源=グリコーゲン(糖質) 遅筋=持久力。長距離マラソンなどで使われる筋肉はこれです。同じスポーツ選手でも体格が違うのは、前者の場合とこの種目の選手の場合では、2種類の筋肉の比率が異なるためです。 こちらの筋肉のエネルギー源=脂肪 2.筋肉トレーニング これは一口では言えません。 @日常の体力やスタイル保持の筋トレか、A積極的に筋力をアップさせて絞り込んだ体作りや体力を作り上げるのかによって、全然強度が違うからです。 全く運動ができない多忙なオフイスワーク中心の人か、または運動が嫌い、と言う人が心を入れ替えてチャレンジするのと、もともと体育界系の運動の知識と経験のある人が更に高率アップさせようというのでは勿論スタートラインもメニューも違うのです。 よってここでは、舞踊のプロ、もしくは単なる趣味程度で我慢しないアマチュア=もっとうまくなりたい志向の人にターゲットを当てて進めることにします。健康保持の人はここでのアドバイスを参考にして今までの生活を見直してみてください。順次「優しいトレーニング」もアップして行きます。 とりあえずは、運動経験の全くない人、その対極のボディビルダーや究極の筋肉関係者には勿論、ターゲットがずれています。 踊りがうまくなりたい、スタイルを絞り込みたい人用のプログラムです。よってここでのプログラムは上記2極端の人の中間を目指します。 [筋トレの概念] 毎日やらなくて良い ...そうなの?思わず嬉しくなってしまう人が多いと思います。毎日って辛い。 筋肉のトレーニングは毎日やるよりも週に2〜3回程度の方が効果があると言われています。 筋肉は強度のトレーニングで筋繊維を壊して再編成、修復させることで始めて、強くなるのです。(恐ろしいですよね、この原理/でもいわゆる筋肉痛というのがこれです/なぁんだ!一安心?) ですから切ったりキズつけた後に回復させる時間を空けないといけないという理屈が成立します。48〜72時間ぐらいです。 さて、注意しないといけないのは、こういう積極型の筋トレをしない限りは、つまりだらだら軽い負荷でやったのでは、修復の時間なんていらないということです。 筋トレと一口に言っても、スポーツ解剖学の専門家が「毎日15分」と言ったり(えー!?どうして毎日かなぁ?と疑問に思うでしょう?)、二日おき、と言ったり色々なのはどういう重さをかけてやるのか、にかかってくるからです。軽い負荷で気楽にやる筋トレは毎日習慣としてやるのでかまわないし、積極型舞踊の筋トレはこれではダメなのです。 ここで後者のプログラムを紹介して行きます。 [踊りのための筋トレ] やってみてかなりきつくないとダメです。 負荷はなるべく多くしないと効果はありません。ただし、長くやらなくていいのです。ここが救いです。 何秒、何分、という程度なので頑張れない事ではありません。これさえやったらすぐ帰れる、という種類の努力は割ととっつきやすいですし、長続きできないものではないです。 とにかく1ヶ月頑張りましょう。 自分が変わって来るのがしっかり感覚として自覚でき、2ヶ月続けばはっきりとメジャーに数字として絞り込まれたウエスト、発達した胸筋が表れます。鏡に映って、にっこりできる目に見えた効果がちゃんと出ます。 踊っていても今までと断然違ってとても楽になるのでこれだけの証拠と効果があってトレーニングが続かない人は滅多にいないかもしれないですよ。 方法さえ正しければ、報われないトレーニングはないのです。 ボディビルダーになるわけではないので、きつい負荷と言ってもたかが知れています。ここでご紹介するのは、マシンを使える環境にある人でもほんの僅かのマシンです。 また、使えない、自分の家などで手軽にやりたい人でも自身の体重を負荷にして効果を上げることができます。 くれぐれも、何も本格的にやった事のない人は専門家のアドバイスをいただくか、普段の自分のレッスンや運動量を見てもらって正しいプログラムを立ててもらいましょう。 逆にかなりの事をやっている人は、一般用のアドバイスを間に受けて適用しても軽すぎて何の効果も上がりません。同様にして専門家のアドバイスを受けるのが理想です。 |