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マリウス・プティパ(1818-1910)Marius Petipa
ロシアに渡って天才的な活躍をしたフランス人。始めはバレエダンサーとして第一舞踊手を1862年までつとめる。後にバレエ・マスターとして振り付けと後進の指導に専念する。 彼の偉業は、その振り付けた作品自体とその作品を世に出す事でバレエの基本を確立させた二つの局面にある。つまり、「眠れる森の美女」「くるみ割人形」「白鳥の湖」という後に三大バレエと呼ばれる不朽の名作を世に出し、これらの作品を通して現在のクラシック・バレエの基礎を確立させた。 19世紀後半には、芸術としてはオペラなどが盛んで、バレエは格が下だった。ところが帝政末期のロシアには多額の資金がバレエにも当てられていたために多くの他国のバレエダンサーや振り付け家がここに活路を見出して、高い水準のバレエ技術と作品が次々と生まれた。また、チャイコフスキーの天才がこれらの背景を支えたことは言うまでもない。 プテイパは帝室バレエ学校にバレエ・マスターとして迎えられ、過去の作品にも次々と手を染めて改良し、再演した。(ラ・シルフィード、ジゼルなど)今日、クラシック・バレエの形式として受け継がれているコールド・バレエや、ソリストの見せ場としてのパドゥドウ、素晴らしい足さばきを見せる短いスカートとしてのチュチュを取り入れるなどの革新的な改革を次々と断行して行った。 1890年 眠れる森の美女 プティパ振付 1892年 くるみ割り人形 レフ・イワノフ振付
1895年 白鳥の湖 プティパとイワノフ共同振付(初演はボリショイで1877年/失敗で不評)
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